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スティーブンス駐米韓国大使は「北朝鮮の体制と指導部は、現在非常に大きな課題に直面している」としながら、北朝鮮が金正恩への3代世襲の過程でかなりの困難を経験していると明らかにした。

同大使は今月14日に行われたデイリーNKとのインタビューで、「北朝鮮は現在、重要かつ困難な時期を経験しているが、承継問題は北朝鮮の複雑な問題のひとつ」と語った。

「(北朝鮮体制が大きな課題に直面している)状態が突然発生したのでは無く、数年に渡って起きた。北朝鮮の問題は非常に微妙で複雑な事案と見られるが、北朝鮮の立場では権力継承も一つの課題だ」と明らかにした。

権力世襲の過程において、北朝鮮の再挑発の可能性と関連し「平壌へ彼らの選択が間違っているという明確なメッセージを送らなければならない。北朝鮮が武器を開発し挑発すると、結局は行き詰まるだけだ」と指摘した。

「北朝鮮が間違った方向に行っているという明白なメッセージを送る必要がある」

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これに加え「それとは違う道もあるというメッセージを平壌に送ることも必要だ。北朝鮮のリーダーが誰なのかは不明であるが、そのような選択があるという事も知らせ、その道は開いているということを引き続き強調している」と明らかにした。

「シャープ米韓連合司令官が米議会で、米韓両国が協力し北朝鮮の挑発を抑える準備努力をしているという話をした。米国は韓国の同盟国として、如何なる課題にも同様に直面する準備ができており、その責任もある」と付け加えた。

同大使は、米国が北朝鮮へ独自の食糧実態調査団を派遣するとい報道と関連し、決まっていないと明らかにした。

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「(北朝鮮の食糧事情)現在明らかになっている情報を研究し、どのような措置が必要かどうか引き続き協議中。米国は▲食料の必要量▲他国々との比較▲支援米の適切なモニタリングなどの原則と、北朝鮮の様々な状況を判断し食糧支援が決まるだろう」と明らかにした。

先月に世界食糧計画(WFP)が発表した北朝鮮の食糧実態報告書について、「米国はWFPのレポートだけでなく、最近北朝鮮を訪問した企業の(食糧関連)レポートを検討している。米国政府は北朝鮮の状況を 懸念をしており、この様な状況によって北朝鮮住民は苦痛を受けている」と述べた。

「6カ国協議の扉は核廃棄の履行と北朝鮮の行動が必要」

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6カ国協議再開と関連し「北朝鮮が2005年の9.19共同声明履行の国連決議案に記載されている事項を守ると約束し、具体的な行動を示せば6カ国協議は開かれるだろう。ただ、あれこれ言うつもりは無い」と明らかにした。

「北朝鮮が誠実な行動を取れる余裕を残したい。北朝鮮が9.19共同声明を履行するという行動や措置を示せば、私達は歓迎する」と付け加えた。

北朝鮮問題での中国との協力問題について「米韓両国が中国との対話をより一層深くしなければならない。朝鮮半島の状況に対し、政府と政府だけでなく、民間同紙の対話を中国と行う必要がある」と述べた。

「このような対話を通じ問題は何であり、どのように解決するのか、共通の理解を作っていかなければならない。中国が非核化された朝鮮半島の平和と安定に重要性を付与すること自体が、私たちと共通の分母を持っている」と説明した。

また「6カ国協議が休止期ではあるが、6カ国協議が成し遂げた成果に対し中国が付与している重要性を韓国とアメリカは考えなければならない。去年でわかった様に、朝鮮半島で現状維持をすることは安定的でも平和的でも無く、より改善される努力をしなければならない」と述べた。

米国が実施している対北金融制裁に関連し「完璧では無いが効果があると思う。制裁はとても時間がかかり、対象を即座に見つけ出すのも難しいが、我々の独自の制裁と国連安保理などの多国間の制裁が効果を収めた」と明らかにした。