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北朝鮮は2012年の強盛大国入りと3代世襲の安定化に向け、来年の韓国の大統領選挙と総選挙を狙った挑発工作をより一層積極的に展開するという展望が提起された。

治安政策研究所のユ・ドンリョル主任研究官は12日、ソウル中区プレスセンターで開かれた世宗研究所主催の第24回宗国家戦略フォーラムで、「北朝鮮は2012年の総選挙や大統領選挙にむけ親北政権の創出工作に邁進するだろう」と主張した。

「北朝鮮が2012年に強盛大国に進入するために韓国に親北政権を創出し、革命の足場を確保しなければならない。このような親北政権の創出に向け今後は対南工作により一層拍車をかけるだろう」と言った。

「2012年の総選挙と大統領選挙までは保守勢力が戦争を起こそうとしているとい『戦争攻勢』を展開し、親北政権の創出環境を造成。今後南北関係が大幅に前進したとしても、金正日は赤化統一に向け対南工作を決して放棄しないだろう」と分析した。

なた、最近の北朝鮮の対話攻勢の目的も強盛大国の建設という戦略目標によって展開されている対南作戦であると分析した。「2011年に北朝鮮が全方位的な話な攻勢を展開する理由は、2012年強盛大国への突入から紐解ける。2011年は強盛大国の実現のための革命の足場を構築する時期」と説明した。

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「このような状況で北朝鮮の対南戦略、対南作戦と対南工作も天安艦・延坪島砲撃でわかるように非常に攻撃的に展開されている」と見通した。

また、北朝鮮の対南挑発・工作の種類は▲局地挑発▲スパイ進入工作の強化▲親北左派への支援と統一戦線工作▲対南心理戦とサイバー工作▲南北当局者会談と経済協力工作▲海外工作などを予想した。

具体的には「非合法のスパイ進入工作を展開し、南北交流の拡大を活用する事で合法範囲でのスパイ工作と進入能力の確保に注力する」と説明した。

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この日の討論会では金正恩の世襲の安定化に向け、北朝鮮が挑発カードを使用する可能性が高いという意見も提起された。

世宗研究所のオ・ギョンソプ研究委員は「3代世襲成功に向け後継者が有能な軍事指導者というイメージを構築し、軍部の忠誠と支持を得ようとするだろう」とし、軍事手段を使用する可能性が高いとの見通しを示した。

討論者に参加した国防大のキム・ヨンス教授は「北朝鮮が3代世襲を安定的に構築しようとするため、今後は朝鮮半島は安定する可能性がある。しかし、金正日政権が状況を有利に導くために挑発する可能性は常に存在する」と言った。