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北朝鮮当局が脱北者防止のため、中朝国境地域に照明地雷を埋設していると開かれた北朝鮮放送が9日報道した。

放送は咸鏡北道会寧の消息筋の話を引用し、「5日から脱北を防止する目的で国境地域に『照明地雷』を埋設し始めた。地雷を中朝国境地域に埋めるのは今回が初めてだ」と伝えた。

地雷は、地上から10cmの高さぐらいに罠の線がつながれていて、これに触れると空に発射される『照明地雷』と説明した。

消息筋は「(照明)地雷は住民の脱北や密輸に使用される、全てのルートに設置されるだろう。地雷設置は、金正恩の後継体制に向けた統制強化の一環と見られる。今後、脱北のためにさらに強硬な措置を取る事が予想される」と話した。

これに対し放送は「中朝国境地域に地雷が埋められるのは初のケースだ。北朝鮮当局が、あらゆる手段を使って脱北をしようしている。これまで脱北ために、人材と装備が投入され、警戒所と鉄条網が設置されることが全てだった。今後、住民の脱北は一層困難になるだろう」と展望した。

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一方、最近になって北朝鮮当局が脱北者がいる家族を隔離していることもわかっている。

両江道の消息筋は、先月31日のデイリーNKとの通話で「『脱北者がいる家族を強制隔離しろ』という命令が下りたの噂があったが、28日の夕方、二家族が強制的に移住させられた。突然押しかけた保安員は家族に簡単な荷造りだけさせて、トラックにのせ連れていった」と話す。

先月18日には、NK知識人連帯も「北朝鮮当局が両江道の住民の中で、韓国に親戚がいる住民や脱北者北や行方不明者の家族を辺境地域に追放しろという命令を下した」と伝えていた。

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これらの措置は、金日成の誕生日である『太陽節(4月15日)』を前後に、本格的に開始されるとのことだ。背景には、脱北を防止するとともに、中東・アフリカ民主化デモの影響を事前に遮断する目的があると見られている。