北朝鮮の朝鮮労働党機関紙・労働新聞と同党機関誌の「勤労者」は21日、「白頭山の攻撃精神」で闘わなければならないとアピールする共同論説を掲載した。朝鮮中央通信が伝えた。
北朝鮮メディアは昨年10月と12月に金正恩党委員長が朝鮮半島の最高峰・白頭山に登頂したことを公開。「朝鮮革命史で大きな振幅を起こす歴史的出来事になる」などと宣伝してきた。金正恩氏はまた、昨年末に平壌で開催された朝鮮労働党中央委員会第7期第5回総会で「正面突破戦での基本は経済戦線だ」とし、国際社会の制裁に打ち勝つための経済建設を強調した。
論説は、「白頭山の攻撃精神は、こんにちの正面突破戦の勝利のための闘いと前進の旗印である」と指摘。ふたつのスローガンをならべ、その重要性をアピールした。
論説はまた、「白頭山の攻撃精神は、国と民族の自主権を守るためなら、たった一寸の後退や防御もなく正面から突進していく透徹した自主意識の発現である」と述べた。
そのうえで、「白頭山の攻撃精神で前代未聞の厳しい難局を正面突破し、国の自主権と最高の利益を最後まで守り抜き、自力富強、自力繁栄の活路を開こうとするのは、朝鮮労働党の揺るぎない信念、意志である」と強調した。