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在韓米軍と韓国軍の特殊部隊は今月8-11日に韓国の群山、仁川、江原道周辺などで合同訓練を行った。そのうち、朝鮮人民軍(北朝鮮軍)の拠点を攻撃し、要人を制圧する訓練と見られる様子を収めた写真と動画が米国防総省のウェブサイトで公開されていたことがわかったと、韓国の主要メディアが23日までに報じた。

動画は公式ウェブサイトからは削除されているが、動画共有サイトのYouTubeで見ることができる。

(参考記事:【動画】米軍が訓練公開…北朝鮮狙う「斬首作戦」

2分37秒の動画には、米韓の狙撃兵が周囲を警戒し、F16戦闘機が上空から支援する中、消音器付きの自動小銃などで武装した両軍の特殊部隊員が建物内に侵入し、北朝鮮兵士役と見られる仮想敵と銃撃戦を行う様子も収められている。

米韓は従来からこうした訓練を行っているとされるが、写真や動画が公開されるのは異例だ。北朝鮮は、非核化などを巡る米朝対話について、一方的に期限を年末までに設定。米国側が何らかの譲歩を示さない場合、大陸間弾道ミサイル発射や核実験の再開もあり得ると示唆している。

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写真と動画の公開には、北朝鮮のこうした姿勢をけん制する目的があるものと考えられる。米韓では北朝鮮との対立が激化した2015年の夏以降、有事において、北朝鮮の指導部や核・ミサイル施設を早期に除去する「斬首作戦」の導入が論じられており、北朝鮮はこれに強く反発してきた経緯がある。