しかし、今回は刑期の長い服役者を主な対象としている点で従来の赦免とは異なっているという。例えば、清津(チョンジン)で乱闘事件を起こし、相手に怪我をさせて懲役15年の判決を受けて服役していた30代男性が6年で出所することになった。このように、重い犯罪を犯して5年以上服役していた若い世代の服役者が釈放された。
(参考記事:北朝鮮軍人と学生グループが大乱闘。しかし処罰されたのは…)教化所当局は、赦免の対象者に「金正恩氏の愛とご配慮」などという内容の教育を、釈放の2ヶ月前から毎朝、行ったという。
「元帥様のご配慮で生まれ変わったのだから、社会復帰しても萎縮することなく昔のことは忘れて一所懸命働け」、「今からでも遅くないから、党が要求する通りに熱心に働けば労働党にも入れて真人間になれる」などといった内容だった。
保安署は、再犯防止のために統制と教育を随時行い、政府の指示で職場への配置もすぐに行われる予定だという。