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3月中旬に北朝鮮・両江道抱川郡で7家族(18人)が集団で脱北を試みたが、国境警備隊に逮捕され、現在調査中であると内部消息筋が28日伝えた。

両江道消息筋は「3月中旬に両江道抱川郡の7家族18人が鴨緑江を越えて脱北を試みたが、国境警備隊に逮捕された。彼らは即座に非社会主義検閲の為に両江道に派遣された防衛司令部検閲組に引き渡され、調査を受けている」と述べた。

「逮捕された住民の中、新興里の保衛部所属の金鉱で働いていた青年のポケットから体制を非難する内容の紙が発見され、尋問を受けている」と伝えた。

問題の紙には『行く末は険しく脱北のみが生きる道』『朝鮮人民は良い人民ではなく、バカな人民 』『自由を求めて南朝鮮へ』など、北朝鮮当局が厳重に処罰する文章が書かれていたと情報筋は伝えた。

北朝鮮政府は『苦難の行軍』以降、住民に「行く道は険しくとも笑っていこう」「苦難の行軍を勝ち抜いて強盛大国を建設しよう」などの政治スローガンを提示、思想教育を進めてきた。

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2000年代初頭に金正日は現地指導の際に「朝鮮人民は本当に良い人民です」と述べている。脱北者らはこの言葉を苦難の行軍をよく耐え、慢性的な経済難にもかかわらず体制不満を表出しない住民を称える言葉と理解していた。

この男性が所持していた反体制文は、北朝鮮当局や金正日が掲げたスローガンを皮肉り嘲笑っていると思われる。

消息筋は「調査機関関係者から聞いた情報によると、近所に住む家族が団体で脱北を試みた事から、脱北を煽動した首謀者と問題の文を書いた者を突き止めるために、激しい拷問が行われるだろう」と伝えた。

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この事件の直後から国境警備と住民監視も大幅に強化されたと消息筋は語った。