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金正日と後継者金正恩が錦繍山記念宮殿で、 朝鮮人民軍部装備品部門・労働者熱烈者大会参加者と記念撮影をした。

北朝鮮は24日と25日の両日、朝鮮中央放送、朝鮮中央TV、労働党機関紙の労働新聞、祖国平和統一委員会のウェブサイト『我が民族同士』など、国内外のメディアを総動員して伝えた。

中央TVが「進行中である」と言及している事から、平壌で開催されているものとみられる。脱北者などによると、北朝鮮が武装部門の労働者の熱烈者大会を開催するのは今回が初めてだという。

今大会には、軍需動員総局傘下の労働者が参加したとみられる。軍需動員総局は、戦争物資を扱う部門で、その活動は徹底的にベールに包まれており、今回、熱烈者大会を公開的に開いたのは異例的と言われている。

金日成は生前に「2ヶ月間は何もしなくても食べて、着て、使えるように、戦争物資を準備せよ」と指示、戦争物資の管理を徹底して来た。これにより、軍需動員総局は平常時にも軍用米、通信機器などの戦争物資をトラックに積載し管理しているという。緊急事態でのみ使用する為に、車輪を外した状態で保管している。

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1990年代中盤の大量餓死以降からは、備蓄に手を出していると専門家らは判断している。

また、深刻な経済難によって党と軍組織の規律が瓦解し、物資の管理にも穴が開いたと伝えられた。実際に、最近では清津市の軍需動員総局(374軍部隊)の戦時物資保管倉庫から、ガソリンなどの軍事物資が盗まれたというニュースが伝えられている。(デイリーNK 3月17日報道)

北朝鮮が武装装備部門労働者の熱烈者大会を開催し、最高統治者と次期指導者までも行事に参加し、参加者を激励した背景には、戦争物資の不足に対応する労働者の覚醒と士気を高める必要性から開かれたと分析される。

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実際に、金正日は「武装装備部門労働者と勤労者は、裏方に徹し名誉や報酬を欲せず、武器・戦闘技術・機材の管理に熱い情熱と全霊を傾けている。良心の人間、真の愛国者、国の貴重な宝、我が党のすばらしい銃隊同志たち」と褒め称えた。

「国防力強化に積極的に貢献することで、党の大きな信頼と期待に忠誠で答えなければならない」と強調した。

今大会では金正日をはじめ、党や軍の高官たちが大挙参加したのも、このような分析を裏付けている。

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記念撮影には、李英鎬(リ・ヨンホ)党中央軍事委副委員長、金永春(キム・ヨンチュン)人民武力部長、張成沢(チャン・ソンテク)国防委員会副委員長、金正覚(キム・ジョンガク)軍総政治局第1副局長、パク・ドチュン党書記、チュ・ギュチャン党機械工業部長、キム・ウォノン総政治局副局長、キム・ミョングク作戦局長、チョン・ミョンド海軍司令官、リ・ビョンチョル空軍司令官、チェ・ブイル軍副総参謀長、キム・ヨンチョル作戦局長、チェ・サンリョ上将、ユン・ジョンリン護衛司令官、ヒョン・チョルヘ、リ・ミョンス国防委局長など、党と軍の高官らが同席した。