2010年3月26日21時22分。大韓民国 海軍哨戒艦・天安艦が北朝鮮の魚雷攻撃で沈没した。乗組員104人のうち58人は救助されたが、46人は天安艦と共に冷たい西海の海の中に消えた。
国民は大きな衝撃を受け、無残にも真っ二つに割れた天安艦の様に、国論も分裂した。長い調査の作業末に艦尾の艦首が引き揚げられ、天安艦の乗組員の遺体は収拾されたが、犠牲はあまりにも大きかった。息子と夫の死が確認された遺族と国民は共に嘆き悲しみ、北朝鮮の蛮行に激怒した。
民軍合同調査団と米国やスウェーデンなど4カ国の専門家は、天安艦が北朝鮮の魚雷攻撃で沈没したとの調査結果を5月20日に公式発表した。続いて7月9日には、国連安保理で天安艦を沈没させた北朝鮮を糾弾する内容の議長声明が採択された。