国際連合は600万人以上の北朝鮮住民が、深刻な食糧危機に晒されていると述べ、43万t以上の支援が必要であると勧告した。
24日の報道などによると、国連は北朝鮮の食糧実態調査報告書を通じて「夏の洪水と厳しい冬などの影響で、北朝鮮が食糧危機に脆弱な状態。子供と女性、お年寄りが最も影響を受けている」と付け加えた。
また、報告書は5月から7月の間に、北朝鮮の食糧が枯渇するとし「栄養不良などの関連疾患が急増するだろう」と憂慮した。
今回の報告書は、世界食糧機香iWFP)と国連食糧農業機関(FAO)、ユニセフ(UNICEF)などが共同で、先月10日から今月10日までの1ヶ月間、北朝鮮地域全域の食料の実態を調査した内容をもとに作成された。これら3つの国連機関は、北朝鮮の9つの道、40の郡を訪問した。
これに先立ち、先月に北朝鮮を訪問したアメリカの5つの民間支援団体も調査結果を基に、今月初めに米国政府へ北朝鮮への緊急食糧支援を呼びかけた。
人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面米国政府は北朝鮮への食糧支援問題は政治的事案とは別で、人道的な問題として対処することを明らかにし、北朝鮮への食糧支援の方針を示唆している。
一方、韓国政府も今月23日「北朝鮮の弱者層への人道的支援の再開を検討している」と明らかにした。