内部情報筋によると、最近北朝鮮では、ビラや冊子、DVDなどの宣伝物が市場などで大量に流れており、これを取り締まる打撃隊が活動している。この様な反体制冊子や印刷物は中国からの流入と判断し、国境警備を強化している傾向にある。
昨年6月に両江道で撒かれたビラ、冊子、DVDを独占入手
一方、昨年6月末に両江道恵山市の市場やアパートの玄関、DVD販売店などに配布された冊子「金正日·金正恩を正しく知る」とビラ「金氏一家の3代独裁世襲は、亡国の道」、映画の途中で韓国の発展した姿を移した映像に切り替わるDVDを、デイリーNKが独占入手した。
韓国の情報当局関係者は「韓国の民間団体が風船にぶら下げて送ったチラシやDVDでは無く、別のルートから持ち込まれたと思う」と述べた。この資料を送ってきた北朝鮮内部の情報筋は「昨年恵山市に大量に配布されたものを隠し持っていた。監視が緩まったため送ることにした」と述べた。
「新社会建設中央委員会」名義で撒かれたA4サイズのビラは、北朝鮮の3代世襲を激しく非難する内容が書かれている。
初めに「脳卒中の合併症で残り少ない老いた金正日が、今年26歳になる末息子の金正恩に統治権を譲ろうと横車を押している」と紹介している。
人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面「金正日の65年間の鉄拳統治でで、この国は人間の生き地獄と化しただけでも腹に据えかねるが、再び世間知らずの金正恩を王冠をかぶせ3代世襲を行う策略を、これ以上は我慢できない」と話した。