国会に相当する北朝鮮の最高人民会議・第12期4回会議が来月7日に平壌で開かれると、朝鮮中央通信が18日、報じた。
中央通信は同日、「会議を招集する最高人民会議常任委員会の決定が15日、発表された」と明らかにした。
最高人民会議の開催に向け代議員らは、来月5日と6日に事前登録を終了するようにした。
中央通信は、今回の会議の議題を明らかにしなかったが、毎年3〜4月に開かれる最高人民会議の定期会議では、前年度の予算を提出し、新年の予算を編成しており、今回の会議でも予算の問題が主要議題として取り上げと予想される。
これと共に、国防委員会と内閣などの組織人事の整備なども議題に上るものと見られる。
人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面今回の会議では、昨年の9.28党代表者会で党中央軍事委副委員長に選任された後継者・金正恩が、国防委員会副委員長などに選ばれるかが注目されている。国防委員会が身辺問題を理由にチュ・サンャ盗l民保安部長を解任しており、今回の最高人民会議で金正恩の後継体制の構築を目的とした内閣改造が行われるかも注目されている。
一方、北朝鮮は2009年3月の最高人民会議・第12期代議員を選出した後、その次の月に第1次会議を開催し、国防委員長を『最高指導者』に規定し、国防委員会の権限の大幅な強化と憲法を改正し、金正日を国防委員長に再推戴し、国防委員会のメンバーを増やすなど、金正日の3期目の統治時代を開いた。