北朝鮮が核保有国であると再度主張しながら、核軍縮努力をするという立場を明らかにした。
15日の朝鮮中央通信によれば、北朝鮮代表はジュネーブ軍縮会議演説で「私たちは常に責任ある核保有国として、国際社会に対し自らの義務を誠実に履行していく。今後も朝鮮半島の非核化を実現し、世界的な核軍縮と終局的な核兵器の撤廃を追求するために努力するだろう」と話した。
「非核国家に対する無条件な安全を提供する問題は、核軍縮の目的と見地から切実な問題である。如何なる条件でも核兵器を用いて威嚇しないという事を、核保有国に法的な義務を加え規制し、厳格な検証を伴う核兵器の使用禁止に関する国際協約を作る必要がある」と主張した。
「気にくわない国だからといって、平和的な核活動を問題視するのは正当化出来ない。核エネルギーの平和的利用は、特定の国だけが享受することができる特典ではなく、主権国家の合法的権利」と話した。
北朝鮮のこのような主張は、6者会談の再開後に核保有国としての地位を認定され、これにともなう核軍縮交渉を行う為の布石と見える。