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北朝鮮外務省の金桂官(キム・ゲグァン)顧問が27日、今後の米朝首脳会談に向けた「展望は明るくない」とする談話を発表した。朝鮮中央通信が報じた。

金氏は第1外務次官として対米政策を担当してきたが、今年4月に退任。崔善姫(チェ・ソニ)氏が第1外務次官に就任し、対米外交の顔となった。今月9日、崔氏は米朝実務協議に応じる意向を示している。

談話は、これまでの米朝首脳会談について、「朝鮮半島に平和と安定が訪れるようにするための朝米両国首脳の政治的意志を明らかにした歴史的契機となった」と評価しつつも、米国はその後も「むしろ大統領が直接中止を公約した合同軍事演習を再開し、対朝鮮制裁・圧迫をよりいっそう強化して朝米関係を退歩させた」と指摘。

さらに「制裁がわれわれを対話に引き出したと錯覚する見解が乱舞している」として、制裁重視の米国の姿勢に不満を表明した。

そのうえで「もう一度朝米首脳会談が行われるからといって、果たして朝米関係で新しい突破口が開かれるだろうかという懐疑の念を払拭することができない」と米側をけん制した。

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一方、「トランプ大統領の対朝鮮接近方式を見守る過程に、彼が前任者とは異なる政治的感覚と決断力を持っていることを分かるようになった私としては、今後、トランプ大統領の賢明な選択と勇断に期待をかけたい」と、トランプ氏への期待も示した。