北朝鮮住民の間で広がっている後継者・金正恩に対する不満の根源が、張成沢(チャン・ソンテク)党行政府長、金慶喜(キム・ギョンヒ)軽工業部長夫婦という噂が内部で広がっていると、平壌の消息筋が11日、伝えた。
この消息筋は「今、政治が無茶苦茶なのは、金正恩のせいだ。若い金正恩は父親よりも酷いという噂が住民の間で広がっている。この噂が張成沢・金慶喜夫婦が広めていると囁かれている」と話した。
「(後継を公式化する前)張成沢、金慶喜夫婦の力を削ぐ必要があったと、言われている」と伝えた。北朝鮮では情報源が奄ナある為、猿ゥ体が民心の尺度になっている。
この噂が張夫婦が発信源であると言われている背景には、張成沢が権力への欲望が強い野心家であると評価されている影響がある。また張夫婦はキム父子の現地指導に最も多く遂行し、金正恩の一挙一動を把握出来る位置にいるという点も反映されたと見られる。
北朝鮮は慢性的な食糧難と国際的な孤立、境界地域の統制強化などで、世論がますます悪化している。金正日や金正恩への非難も、知り合い同士では躊躇う事なく行われていると、内部消息筋らは伝える。北朝鮮当局は、昨年の党代表者会の後から金正恩を非難する世論が広がると、即座にデマの取り締まりという名目で、統制を強化した。
人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面消息筋は「軍と党の要職に付いている張成沢は、平壌市の10万戸建設事業などの国の大型プロジェクトと関わっており、外貨稼ぎまでも掌握、金正恩や金慶喜と共に金正日の現地指導に常に遂行しているという点からも、張成沢の力が計り知れる」と伝えた。
しかし、金正恩が張成沢に対する本格的な牽制を始めたとの噂が流れていない。消息筋は「金正恩が張派閥に対して、直接何かを行なったという話はない」と話した。
これと共に、平壌では金正恩が異母兄弟の金正男の除去を試みたとの奄熏Lがっていると伝えられた。
人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面消息筋は「金正恩が金正男が海外で世襲を反対したという理由で殺そうとしたが、金正日がこれを防いだという話がある」と話した。今年1月、金正男は東京新聞とのインタビューで3代世襲と関連し、「社会主義にそぐわない。父も反対であった」と話した。
有力な後継者と注目されていた金正哲について消息筋は「金正哲は誰も気に止めず、関心がない。海外に行ってきたという話は聞いたことが無い」と話した。
金正哲は金正日の誕生日(2月16日)の直前シンガポールを訪問し、約10日程滞在し、エリック・クラプトンの公演の観覧や豪華にショッピングを行ったと報道されていた。