同通信の報道全文は次のとおり。
朝鮮外務省の金明吉巡回大使の談話
【平壌9月20日発朝鮮中央通信】朝鮮外務省の金明吉巡回大使は20日、次のような談話を発表した。
私は、トランプ米大統領が「リビア式核放棄」方式の不当性を指摘して朝米関係改善のための「新しい方法」を主張したという報道を興味をもって読んでみた。
朝米実務協商のわが方の首席代表として私は、時代的に古びた枠に執着して全てのことを対していた厄介者が米行政府内から消えただけに、今はより実用的な観点に立って朝米関係に接近すべきだというトランプ大統領の賢明な政治的決断を歓迎する。
人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面優柔不断で思考が硬直した前米行政府が今、政権を執っていたなら疑う余地もなく朝鮮半島に統制不可能な状況が醸成されたであろうし、これが米国の安保に直接的な脅威となるというのは誰も否認できないであろう。
トランプ大統領が言及した「新しい方法」にどんな意味が含蓄されているのかその内容を私としては全て知ることができないが、朝米双方が互いに相手に対する信頼を築き、実現可能なことから一つずつ段階的に解決していくのが最上の選択であるという趣旨ではなかろうか。
発言内容の深さを離れて、古い方法では確かに不可能であることを知って新しい対案でやってみようとする政治的決断は、以前の米執権者らは考えさえしなかったし、またすることもできなかったトランプ大統領特有の政治感覚と気質の発現であると思う。
人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面私は、米国側が今後行われる朝米協商にまともになった計算法を持って出てくると期待するとともに、その結果について楽観したい。---