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金英換(キム・ヨンファン)北朝鮮民主化ネットワーク研究委員は3日、中東の民主化の風は北朝鮮に大きな影響を及ぼさないと主張した。

この日、北朝鮮民主化ネットワークが主催した『アラブ市民革命と北朝鮮民主化の展望』という題名の緊急セミナーで金研究委員は「金正日政権の住民掌握能力はアラブ国家に比べてかなり高い」と指摘した。

同時に▲北朝鮮はすべての側面で徹底的に閉鎖されている反面アラブ国家はある程度開放されているという点▲アラブ国家は中世からヨーロッパと対立しながら多様な交流をし、相互に影響を及ぼしてきたという点▲北朝鮮は宗教的影響をほとんど受けない点など根拠にアラブ市民革命が北朝鮮に影響を及ぼす可能性はないと分析した。

しかし、金研究委員は「北朝鮮の統治イデオロギーの主体思想と金日成式民族主義はこの約20年間新しく更新されず、発展が30年以上も停滞し、むしろ後退している」と指摘した。

「これは北朝鮮が体制の奥深くから深刻な故障を起こしており、長く支えるのが難しいことを傍証することだ。だが、北朝鮮は過去とは違って色々な政治・経済的理由のため中国との交流を持続している。北朝鮮は中国の政治的変化から大きな影響を受けるざるをえない国「に変わったので外部の影響が完全遮断されているわけではない」と付け加えた。

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他の発表者であるアン・チャンイル世界北朝鮮研究センター所長は北朝鮮内の除隊軍人で構成された『義賊』が活動していると主張する。北朝鮮の住民は彼らを歓迎し受け入れており、反体制活動の一側面を担当しているという。

アン所長は「かなり以前から北朝鮮ではいわゆる『義賊』が活動している。彼らは幹部を襲撃し、生活が苦しい住民へ幹部から略奪したものを分けたり、自らの取り分をまとめるなどの活動をしている」と主張した。

「義賊の大部分は力強く、勇気ある軍特殊部の隊除隊軍人として法治主義が脆弱な北朝鮮体制では、ある程度正当性を保有している。彼らは義理と協力を重要視するので北朝鮮市民革命が触発されるなら、誰より真っ先に闘うことが出来る人たちだ」と評価した。