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アメリカのブッシュ政権で、国家安保委員会(NSC)のアジア担当補佐官を勤めたビクター・チャ、ジョージタウン大学教授は、今回の南北首脳間の合意と関連し、“北朝鮮が非核化を行って協調したら、(南北の)経済協力は6ヶ国協議で北朝鮮の進捗に対する対価として利用される可能性がある”と語った。

チャ教授は6ヶ国協議の合意文が発表された翌日である4日(アメリカ時間)、デイリーNKとインタビューを行った。インタビューはアメリカのワシントンD.Cにあるチャ教授のジョージタウン大の研究室で行われた。

教授は北朝鮮の核交渉の過程について、“私は軍事力を擁護しない。鷹派も鳩派も一定の形態の包容は利用する必要がある”と述べ、“北朝鮮が(核交渉に)真剣に臨んでいるのか会議が行われてきたため、私たちは北朝鮮を試さなければならない”と語った。

チャ教授は最近訪韓して、北朝鮮の核プログラムが早いうちに完全無力化されると語った。だが、北朝鮮は6ヶ国協議で既存の保有している核兵器に対する錐垂?藻ロした。年内の核プログラムに対する完全な錐垂ェ流れた状況でも、教授は自分の展望は違わなかったと語った。

“アメリカは必ず(核兵器の廃棄の)実行段階に導こうとするだろう”と教授は述べ、“北朝鮮は既に、申告廃棄の段階に入った。(北朝鮮が)利益を出すことができる道を強いる外交的枠組みを6ヶ国協議が作り上げた”と説明した。

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一方で教授は、現在の6ヶ国協議が北朝鮮の核問題を平和的に解決することができる最後のチャンスであると指摘した。

チャ教授は“ブッシュ政権は核兵器に関して、北朝鮮と交渉をしている非常に困難な状況”と言い、“もし、今回の外交ゲームが失敗したら、今後、別の外交ゲームに対する期待はこれ以上しないだろう”と強調した。

現実的に、ブッシュ政権が目標とする北朝鮮の非核化の水準がどの程度かという質問には、“ブッシュ大統領がどの範囲までの非核化を現実的な目標にするかは分からない。だが、その目標が達成されないとしても、それはアメリカの過ちではない”と述べ、“ブッシュ政権は任期後に(実現する)合意内容を交渉しないだろう”と答えた。

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チャ教授はアメリカの対北接近方法の転換が遅すぎるのではないかという指摘に対して、“ブッシュ政権の目標と外交は変わらなかった”と述べ、“アメリカは去る第2、3回の6ヶ国協議で、北朝鮮が反応を見せなかった外交的主導権を作り上げた”と語った。

更に、“そのような状況で、交渉の糸口をなんとか維持し、北朝鮮は6ヶ国協議の当事者として、より多く関与することになった”と語った。また、“中国と国連安全保障理事会から多くの圧力を感じたはずだ。こうしたあらゆる要素が複合的に連携し、現在の状況を導き出した”と評価した。

教授はまた、最近浮上した北朝鮮とシリア間の核コネクション問題について、“両国の協力は以前からあった”と述べ、“まだ具体的な証拠が現われない状況で、メディアがこの問題を拡大して報道した”と主張した。

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一方、同日にRFAと行ったインタビューでチャ教授は、“首脳会談の合意文の中で、南北朝鮮の法律整備の部分について憂慮する”と述べ、“これは韓国が北朝鮮の人権問題から手をはなす政策を暗示すると見られる”と指摘した。