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彼が大学時代に剽窃（ひょうせつ）したのがばれて落第し、１９８８年の大統領選挙の際は英国のある政治家の言葉をまねて演説したのが物議をかもして出馬を諦めることを余儀なくされたのはすでによく知られている事実である。

２０１１年４月、当時の大統領であったオバマの演説中にも客席に座ってぐうぐう眠ってメディアの嘲笑(ちょうしょう)の的となり、またいつかは政治的ライバルである共和党員らに向けて「悲鳴を上げるブタ」と言って社会を驚かした者もほかならぬバイデンである。

米国内で彼の出馬を巡って知能指数の足りない間抜けという嘲笑と共に、それほど期待をかける必要がないという評価がやまないのは決して理由なきことではない。

米国のメディアも、バイデンがよく一場の演説をするが言葉を慎まないとして、彼の口を指して「精神病者のように出まかせにしゃべる口」と揶揄（やゆ）した。