金正哲のシンガポール旅行が世間の注目を集めている。金正日が69才の誕生日さえも後継者『金正恩』を擁立するために利用しているなか、次男『金正哲』のシンガポール旅行がメディアを通じて報道された。これに対する北朝鮮の対応が注目される。
現在、北朝鮮は金正日の誕生日をきっかけに金正恩後継の正当性を力説し忠誠心を高めようとしている。金正日の寿命を考慮すれば権力を委譲するまでの時間が多くない点を金正日が熟知している裏返しとも言える。後継作業を満足に出来ないという判断も考慮されたと見られる。
17日の朝鮮中央放送は、前日の夕方に開かれた「党中央委」「党中央軍事委」「国防委」合同のパーティーの参席者を紹介しながら、金正恩を一番最初に呼称した。これに先立ち15日に開かれた功勲国家国家合唱団公演の参席者紹介でも同じだった。