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朝鮮労働党書記局傘下の専門部署に金正日の個人金庫の役割の38号室の復活、映画部も新設されるなど、既存18部署から20部署に拡大されたことが確認された。

統一部は、14日に発刊した2011北朝鮮の権力機告}および主要人物・機関・団体別人名集を通じて、このように明らかにした。北朝鮮の権力改編評価は、2009年12月から最新の北朝鮮の状況を反映しており、関係機関および関連専門家との協議を通じて完成された。

◆金正日の金庫の38号室が復活…映画部も新設

統一部当局者は「2009年に39号室と合併した38号室が昨年再び分離した。昨年6月にカン・ヌンス副総理が任命された当時、映画部長を歴任したと紹介した。映画部が何時かは正確に分からないが、新設されたと見られる」と明らかにした。

38、39号室は金正日が直接管轄し、統治資金を管理する金庫の役割をしている。38号室は松茸の輸出、ホテル、外貨商店、食堂などの運営を行っており、海外の貿易会社を通じた不法武器取り引き、金の密輸出、麻薬密売、スーパーノート(偽造ドル)の流通などは39室の役割。

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消息筋は38号室が復活した背景に対して「機能が違う2つの機関を合併させたが、思ったよりも効率が上がらなかった。外貨難打開のための措置の1つと判断される」と話した。

また、映画部の新設に対して「北朝鮮の文化・芸術は、党の政策を執行し、これを住民に注入する政策的な手段」と述べ、食糧増産の内容を扱った演劇のやまびこを金正日が観覧した点、国立演劇劇場および地方の公演場を新設したのも、住民の思想を指導する上で関連していると思うと述べた。

専門部署の中では、軍需工場部は機械工業部に、行政および首都建設部は行政府に改名した。

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◆内閣39部署→40部署に変更…平壌は縮小改編

内閣も既存の39部署(3委員会、31省、1院、1銀行、2局、1部)から、40部署(5委員会、31省、1院、1銀行、2局)に変更された。

チョンジョン採取工業省傘下の国家資源指導開発国は国家資源開発省に、合弁投資指導局は合弁投資委員会、国家価格財政局は国家価格制定委員会に昇格および改編された。内閣傘下の人民保安省が国防委員会傘下の人民扶安部に移り、首都建設部は首都建設総局に格下げされた。

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中央裁判所と中央検察所も最高裁判所と最高検察所に改名された。

統一部はまた、北朝鮮が行政区域を11市・道の体系から、南浦市を追加して12に拡大したと明らかにした。

南浦市には、平安南道の江西、テアン、オンチョン、龍江、千里馬など5つの郡を編入したことが確認された。南浦市は直轄市だったが、2000年代初に平安南道に編入されていた。

北はこれと共に、江南郡、中和郡、祥原郡、勝湖区域など平壌市の南側の地域を黄海北道に編入させ、平壌市を縮小改編したと統一部は伝えた。これは北朝鮮の朝鮮中央年鑑を通じて確認された。

これに対して当局者は「南浦市が特級市としての地位を作る為だと思われる」と述べ、平壌市の縮小は平壌市民に対する特別待遇と説明した。

◆党中央軍事委、党中央委傘下に

同格であった党中央委員会と党中央軍事委員会の関係も、党中央軍事委が党中央委に所属する形になった。

統一部は「党規約の改正などで、2009年と2010年版では党中央委と党中央軍事委が同列に表記されてきた。しかし、昨年9月28日の党代表者会で改正された党規約を確認した結果、党中央委全員会議を開催、党中央軍事委選挙を行うとされており、関係設定が修正された」と説明した。

また、国防委員会傘下の総参謀部も人民武力部の傘下と思われていたが、現在は総政治局、人民武力部、総参謀部が並列的な関係であると言われている。