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朴代表はRFAに対して、金正恩氏が核を放棄し国際社会の正常国家の一員になると宣言してから1年になろうとしているが果たされておらず、3代世襲独裁体制の下で人民が悲惨な暮らしをしていることに抗議するためと理由を説明している。

朴代表を巡っては、かねてから様々な疑惑が浮上しており、別の理由が考えられる。

独立系メディアのニュース打破は2014年10月、脱北者団体関係者などの証言を元にして、朴代表の疑惑について詳しく報じている。

朴代表同様に北朝鮮に向けてビラ散布を行ってきた北韓同胞直接援助運動のイ・ミンボク風船団長は、朴代表が風向きを考えずビラ散布を行い、ビラが北朝鮮ではなく韓国国内に大量に落ちていると指摘し、メディアに散布を事前予告することで無用に騒ぎを起こし、北朝鮮に攻撃の名分を与えているとして、「詐欺」だと厳しく批判している。

また、同様にビラ散布を行ってきた拉北者家族会のチェ・ソンニョン代表は、事前予告してビラ散布を行えば、北朝鮮が反発すると見たメディアが集まってくることを利用した、募金目当ての売名行為だと批判した。

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つまり、派手な活動をすることでメディアと世論の耳目を引きつけ、募金を集めているということだ。

ちなみに、北朝鮮出身でデイリーNKのカン・ミジン記者は、出演したラジオ番組で、韓国からビラを飛ばしても北朝鮮の一般住民の手元に届くことはないと証言している。

疑惑はそれだけではない。