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トランプ米大統領がゴラン高原のイスラエルの主権を正式に承認した問題で、北朝鮮外務省報道官(スポークスマン)は27日、「ゴラン高原はシリアの不可分の領土」とする立場を明らかにした。朝鮮中央通信の質問に答えた。

報道官は、「ゴラン高原がシリアの不可分の神聖な領土であることは、世界が全て認めており、すでに国連安保理と国連総会でもこれに関連する決議が採択された」と指摘。また「われわれは、占領されたゴラン高原を取り戻し、国の自主権を守り、領土保全を成し遂げるためのシリア政府と人民の闘争に全面的な支持と連帯を送る」と明らかにした。

(参考記事:第4次中東戦争が勃発、北朝鮮空軍とイスラエルF4戦闘機の死闘

ゴラン高原は、第3次中東戦争(1967年)でイスラエルが占領。シリアは第4次中東戦争(1973年)で奪還を試みたが失敗した。北朝鮮は第4次中東戦争で、シリアとエジプトに空軍を派兵し、イスラエル空軍と戦っている。