北朝鮮の朝鮮労働党機関紙・労働新聞は20日、日本の政治団体「日本第一党」を厳しく批判する署名入りの論評を掲載した。

記事は「日本第一党」の党首・桜井誠氏らが今月11日、九州朝鮮中高級学校、北九州朝鮮初級学校の最寄り駅である北九州市のJR折尾駅前で行った街宣について、その内容に一部触れた上で厳しく批判。北朝鮮や在日本朝鮮人総連合会に対する反感を意図的に煽っているとして、日本政府に対しても批判の矛先を向けた。

桜井誠氏は、差別を煽るヘイトスピーチデモを各地で行ってきた「在日特権を許さない市民の会(在特会)」の元会長で、2016年8月に日本第一党を設立、自らが党首に就任している。

(参考記事:鼎談-上-【野間易通+高英起+李策】ヘイト本はいかに蔓延したのか…社会の雰囲気を歪める出版の「広告主義」

労働新聞の論評全文は次のとおり。(編集部訳)

対朝鮮敵視政策が生んだ反人倫的悪行

日本でわが共和国と総連に対する敵視政策が続く中、右翼反動団体が我が物顔に振る舞い挑発的妄動を繰り返している。

最近、「日本第一党」の右翼チンピラは総連九州朝鮮中高級学校と北九州朝鮮初級学校が位置している福岡県折尾駅頭で通学中のわが同胞学生に「朝鮮人は早く帰れ」「朝鮮人は追い出さなければならない」と暴言を吐きながら乱暴を働いた。

「日本第一党」と言えば、在日朝鮮人に付与された「不当な特権」を撤廃させることを「基本綱領」に掲げている、「在特会」に基づいた極右保守集団だ。「日本第一党」の党首を自称する者が、まさに「在特会」の親玉である。

今まで総連に対してあらゆる悪事を行ってきたと同時に、在日朝鮮人に同情したり、支援したりすることも「罪悪」として首に青筋を立てて日本列島を騒がせている。今回の事件は、わが国と総連に対する日本右翼反動層の悪意とファッショ的狂気がいかなる状況に至ったのかを改めて如実に示した。

わが同胞学生の純真な童心を傷つけ、生命の安全を脅かすした今回の乱暴は、人権と人道を乱暴に蹂躙した反人倫的悪行であり、わが共和国の尊厳と自主権に対する重大な挑戦である。

社会的保護の対象であるべき幼い学生が、テロと脅迫の主な目標となっているという一つの事実だけ持っても、日本という国がいかに偏狭で執拗な国であるかということが改めてわかる。

事態をこの状況にに追い込んだのは、保守右傾化政策を実施し、反共和国、反総連敵視策動を繰り返している日本当局である。

わが共和国と総連への敵視政策が国策となっている日本の政治風土の下でのみ、白昼にこのような政治テロ、厳重な人権蹂躙行為が敢行できる。

日本当局は、今回も右翼チンピラの反総連妄動を庇護、黙認、助長した。情報によると、右翼チンピラは警察署から受けた「道路使用許可」を掲げ、警官が確かに見守る中、堂々とゴロツキの行いを敢行した。日本当局が騒ぎ立て続けるくだらない「法治」とやらが、総連と在日同胞に対しては見ての通り、極度の悪意と偏見、露骨な敵意として表現されているのだ。

日帝植民地統治時代、強制的に日本に連れて行かれ、ありとあらゆる苦しみを味わった被害者とその子孫である在日朝鮮人を、彼らの国内問題、政治的危機を解決するための犠牲にして執拗に弾圧する日本の反動らは、その血がこびり付いた口で再び法治と人権を語ってはならない。

日本こそ、世界の世論が一様に断罪するように、世界最悪の人権不毛の地であり、日本反動どもの狂気じみた反総連騒動は、精神分裂症患者(原文ママ)のヒステリー的乱暴である。

過去、わが民族に計り知れない不幸と苦痛を強いたが、それに対する謝罪賠償はおろか、彼らの汚れた目的を実現するために、わが共和国と総連への敵意を高めテロ脅迫行為を繰り返している日本反動どもに対する、わが国の恨みと怒りは天を衝いている。

朝鮮人というただ一つの理由で、在日同胞とその子どもたちに加える日本の反動勢力の悪辣な差別と弾圧は、全朝鮮民族はもちろん国際社会の呪いと糾弾を免れない。

われわれは、在日同胞を迫害する日本反動どものファッショ的暴挙と反人倫的な行為を絶対に座視しないだろう。

総連の活動を保障し在日朝鮮人を保護することは、日本の当然の法的義務であり、道徳的責任である。

日本当局は、今回の事件の真相を解明して犯罪者を厳しく処罰し、再発防止のための徹底した措置を講じなければならない。同時​​に、反総連犯罪行為の源であるわが共和国と総連への敵視政策をすぐ撤回しなければならない。

ホ・ヨンミン

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