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後継者の金正恩の指示によって、国境地帯での非社会主義監視・統制活動が一層強化されていると伝えられた。

咸鏡北道の消息筋は7日「金正恩の指示によって、非社会主義(別名:打撃対)が組織され、国境沿線に対する取り締まり統制が強化された。国境地域で非社会主義を完全に排除せよとの指示を与えた」と話した。

消息筋によれば、現在、国境地帯で行われているこの活動は、昨年12月7日に金正恩が中央党行政府に下した指示によって始まった。

今回の活動は、中央党行政府部長が責任者で保衛司令部・国家安全保衛部・人民保安部・中央検察所・中央裁判所の副所長クラスも含まれ、現地での即決処分の権限まで付与されたと分かった。

消息筋は「非社会主義グループは、現在、咸鏡北道の国境地域の茂山、会寧、穏城、セッピョル、ウンドク、羅先地区で分散し、地方党、行政、司法機関らの協力下で進行している」と話した。

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国境地帯で横行する麻薬、ニセ札の密売、脱北、不法電話の掃討、外国人との接触を通した秘密交流の摘発に目的を置いており、金日成の誕生日前の4月10日まで進行されると消息筋は伝えた。

金正恩の直接の指示にともなう活動であるだけに、取り締まりにともなう処罰も強化された。特に、麻薬密売や脱北で取り締まられる場合、最高で死刑まで執行されていると消息筋らは伝えた。

この消息筋は「脱北未遂および現行犯で逮捕された人は、茂山郡の保安所だけで1月に6人、麻薬密売で2人が拘禁されている。彼らはこの活動の影響から、以前とは違い死刑や管理所に送られた」と話した。

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「以前は党機関、責任秘書、保衛部長、保安署長などに賄賂を送る事で、日常的に誤魔化すことが出来たが、今回は扱いがまるで犯罪者の様に扱われる為、手出しが出来ない」と現地の雰囲気を伝えた。

会寧の消息筋も「麻薬密売で逮捕された二人の住民が、今月2日、1人は5年の教化刑、もう一人は銃殺刑を受けた」と話した。

消息筋によれば、これら中1人は覚せい剤200gを密売し現行犯逮捕され、5年間を15号管理号(咸南・燿徳)で教化刑を受けることになり、2009年から2010年11月まで平城と咸興から2.45キロの麻薬を運び、華僑に販売し摘発された人物は死刑が宣告された。

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このように金正恩が直接、中央党行政府の責任者を前面に出して国境地帯に対する非社会主義の取り締まり・処罰を強化したのは、外部の情報の流入を遮断すると同時に、険悪な雰囲気を作る事で体制の弛緩現象を最小化するためだと思われる。