北朝鮮の金星(キム・ソン)国連駐在常任代表は11日、制裁の影響で世界保健機関(WHO)の地域総会を自国で主催できなくなることに抗議する書簡をグテレス国連事務総長に送った。朝鮮中央通信が12日付で伝えた。

書簡は、昨年9月にインドで行われたWHO東南アジア地域総会第71回会議において、地域加盟国の全会一致で第72回会議を2019年9月に自国で行うことが決まった、と経緯を説明。続いて次のように指摘した。

「しかし最近、国連安保理事会対朝鮮制裁委員会が朝鮮でWHO東南アジア地域総会を行うことに必要な電子設備の搬入を許さなかったので、わが国が地域総会を主催できなくなるWHO史上、類のない不正常な事態が発生した」

書簡は「制裁の魔手は、朝鮮に対する各国際機構の人道主義協力活動はもちろん、人間の生命安全と健康保障を基本使命とするWHOの正常活動である国際会議の招集まで妨げている」と非難。さらに「国連は今にでも現情勢と世界的民心に逆行する対朝鮮『制裁決議』を全面検討し、当該の対策を取るべき」と求めた。

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