国際人権団体の「ヒューマンライツ・ウォッチ(HRW)」が24日(韓国、日本時間)、「世界人権年鑑」を通じて北朝鮮の人権問題が貨幣改革失敗でさらに悪化したと発表した。
HRWは年鑑を通じて「貨幣改革以後、一日で北朝鮮住民たちの貯蓄は無くなり、生活必需品の価格は天井知らずで高くなっている。これにより、食糧不足の事態が起こり餓死者が急増した」と発普B特に弱者層である老人や病人の間で、飢えによる死亡事例が増えたと説明する。
HRWは「多様な国際人権団体が北朝鮮に食糧とサービスを支援しているが、この団体は支援物資が最も必要とする住民たちにきちんと行き届いているのかを確認できずにいる」と対北朝鮮支援の透明性を問題にした。
年鑑では「政治犯収容所の人権蹂躙、及び劣悪な状況と公開処刑、全国90ヶ余りの労働教化所に政治的反対者と家族らが強制収用されている」として情報と交流に対する制限も深刻だと言及した。
さらに脱北者の証言を引用し「北朝鮮には服従を強要してわいろや情報を取り出すために刑事犯に対して顧問をたびたびする。眠らせずに鉄の棒での殴打、鳩拷問(空にぶら下げての殴打)、女性収監者に対する性暴力などが行われる」と伝えた。
人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面HRWは648ページの分量の年鑑で北朝鮮を中国とイラン、キューバ、エジプト、インドネシア、コンゴ、コロンビア、ミャンマーなどと同様に問題国家だと指摘し、これらの国家に国際社会の圧力なしでは目録はさらに長くなるだろうと警告する。
一方ケネス・ロスHRW所長は「国際社会が抑圧的な政府の人権侵害行為を糾弾するより、これらの国家との関係改善を追求する傾向を見せている」として憂慮を浮?オた。