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米韓は、韓国の弾道ミサイルの射程距離を300kmに制限した「米韓ミサイル指針」の改正交渉に着手したことが19日、確認された。

韓国政府消息筋は「米韓が昨年末からミサイル射程距離延長協議に着手した。ミサイル射程距離の延長問題に両国が相当な部分で共感している」と明らかにした。

消息筋は「協議は既に始まっており、射程距離と弾頭重量をどの程度増やすかはまだ分からない。ただし、(射程距離を)1千km以上に延ばす必要がある」と話した。

米韓がミサイル射程距離延長協議に着手したのは、北朝鮮が射程距離が6700km(北朝鮮の主張)以上のテポドン2号などの長距離弾道ミサイル開発を持続しているなど、安保条件が変わった点や、ミサイル指針で鎖に縛られている事に対する韓国内の否定的な世論が、反米感情として悪化されるかもしれないという点などが影響をおよぼしたことがわかった。

これに先立ち、国防先進化推進委員会も最近確定した国防改革課題中の一つで、ミサイル射程距離を現在の300kmから1千km以上に増やす協議案を提示したことが知らされた。

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米韓ミサイル指針は、1979年に初めて作られた以降、2001年に改正され、韓国の弾道ミサイルの射程距離を300km、弾頭重量は500?に制限している。

だが、巡航(クルーズ)ミサイルの場合、事実上、射程距離制限はない。

これに伴って、射程距離が1500kmの『玄武-3Cミサイル』が開発されたが、弾道ミサイルに比べて、威力・速度共に劣り迎撃されやすいという短所がある。

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この様な状況から、北朝鮮の長距離弾道ミサイル開発に対しても、韓国側は射程距離300km以上の弾道ミサイルを開発できなかった。

この為、韓国も弾道ミサイルの射程距離が朝鮮半島南端から北朝鮮全域を射程圏に入れる1000km、弾頭重量も1t程度への増加を行うべきという主張が提起されている。

だが、交渉が順調に行われないだろうとの展望も出ている。韓国政府消息筋は「米国の実務陣は、依然として射程距離延長のためのミサイル指針の改正に否定的だと聞いている」と話した。