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アメリカが6カ国協議で成果を出さねばならないという理由で対北朝鮮金融制裁の交渉で譲歩することはないと、アメリカ政府の高位官吏が19日(現地時間)明らかにし、ロイター通信が同日、報道した。

匿名のこの官吏は「アメリカが別の交渉でのように、進展のために譲歩をする一種の「ゲーム」とみなしてはならない」と語り、「金融制裁の争点を解決しようとするのであれば、北朝鮮もまた真摯な姿勢で議論に臨まなければならない」と話した。

この官吏はまた、「北朝鮮政府は6カ国協議の開始段階から国際社会の制裁の全面解除と軽水炉提供等を要求し、自国に対する評判を一層悪化させる結果をもたらした」と語り、「このような状況でアメリカ政府が北朝鮮によい評判を与える魔法の杖を振ることはできない」と明らかにした。

こうした発言はコンドレッツア・ライス、アメリカ国務長官の対北朝鮮強行姿勢とも関係があると付け加えられた。

ライス長官は15日、「北朝鮮が我々の法則に違反するように放っておくことはなく、6カ国協議の進行状況を基に、北朝鮮との関係を全体的に見通す」と明かした。

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一方、アメリカ政府の官吏が今回の6カ国協議についての展望をそれほど楽観視してはいない中、この官吏は「アメリカ政府は金融制裁問題に建設的かつ真摯な方法で接近する等、努力を注いでいる」と強調した。

官吏は「アメリカ政府が対北朝鮮金融制裁の争点の議論のために、国際的に認定されているテロ資金及び金融犯罪専門家であるダニエル・グレイザー財務部副次官補を送ったという事実が、これを証明している」と付け加えた。