ロバート・ゲイツ米国防長官は11日、北朝鮮が5年内に米本土を打撃可能な潜在力を有するミサイルを開発出来ると展望して、米国に対する「直接的威嚇」と規定した。
ゲイツ長官は訪中3日目のこの日、北京で胡錦濤・国家主席との面談後の記者会見で「北朝鮮は5年内に大陸間弾道ミサイル(ICBM)を利用し、アラスカや米西海岸を打撃できる制限的な能力を持つようになるだろう」と話した。
「北朝鮮が核兵器とICBM開発を継続する事で、米国への直接的な威嚇に成長しており、私たちはこれを念頭に置かなければならない。北朝鮮のミサイル能力は制限的かもしれないが、核弾頭を運搬できるICBMを少なくとも数基は開発出来るだろうと説明した。
ニューヨークタイムズ(NYT)は同長官の会見に対して、オバマ政権の北朝鮮を見る観点に重大な変化が起きたと評した。
また、米本土を威嚇する北朝鮮のミサイルの開発期間を5年と評価した背景には、北朝鮮が核弾頭軽量化の技術的問題を近い将来解決する可能性を有しているとNYTは分析した。
人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面同長官はこの他にも、北朝鮮が対話を望むなら真正性のある行動を先行する必要があるとしながら、先行しなければならない真正性のある行動とはミサイルと核実験のモラトリアム(猶