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北朝鮮の電力難が深刻な中、庶民が需要する電力及びエネルギーの供給拡大を主張した、パク・ボンジュ内閣総理など、一部の高位役人が党から謹愼処分を受けたり、事実上更迭されたと伝えられた。

毎日新聞は、北朝鮮政権に近い消息筋の言葉を引用して、”エネルギー問題と関連して、チュ・ドンイル電気石炭工業相が更迭された”と18日報道した。

チュ工業相は2005年初めのエネルギー関連対策会議で、”我が国の電力事情は非常に困難である”と語り、”将軍様の招待所の電気を回して使ったらどうなのか”と提案したという。

電力難を一部でも解決するために、全国各地にある金正日の別荘に供給される電力を、一般企業や住宅に回して使おうという提案だった。

チュ工業相は自分の発言が問題になると、”国内の電気事情が麻痺した状況を表現したかっただけ”と釈明したが、中央の党指導部の詰問を受けた後、事実上、更迭されたと伝えられている。去年の10月には電力石炭工業相も電力工業相と石炭工業相に分離させた。

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同月、パク総理が石炭関連貿易会議の席で、中国に対する石炭の輸出に憂慮を示し、”このまま続けば我が国のエネルギー事情に重大な影響を与える。住民たちが暖房を使うことができなくなり、企業の活動も止まる。輸出を慎めば良いだろう”と要請して、内閣はひととき輸出の停止を決めたと新聞は伝えた。

しかし、核実験実施以後、国防委員会が軍事力強化のために、外貨の獲得が不可欠だと主張し、輸出の再開を強く要求した。結局、内閣の決定が再び変更され、石炭の輸出は再開されたという。

パク総理は更迭されなかったが、党の指導部から’しばらく学習する必要がある’という指示を受けて、自粛の生活を送っているという。2007年に入っても、パク総理の名前は祝典名簿などには見られるが、金正日の各種の視察等には姿を現わしていない。