西北諸島に対する北朝鮮軍の奇襲上陸や占領状況を仮定し、これを撃退させる「ウォーゲーム(仮想戦争)」が海軍の主管で初めて実施される。
海軍と海兵隊によると、今月7日から8日、海軍大学ウォーゲーム室で北朝鮮軍の西北諸島上陸と占領を防御するウォーゲームが初めて進行されることが4日、明らかになった。
北朝鮮軍の西北諸島の奇襲上陸と占領の可能性が相次いで提起される中で実施される今回のウォーゲームには、海軍作戦司令部と海兵隊司令部、2艦隊、海兵6旅団、延坪部隊、海軍戦闘発展団などが参加する。
ウォーゲームは全3段階で進行されるが、1段階は白リョン島を、2段階は延坪島状況をそれぞれ仮定して実施される。3段階は、白リョン島と延坪島を同時に奇襲上陸・占領された状況を仮定し、実戦と同じように施行する計画であることがわかった。
演習では、北朝鮮軍が西海に前線陣地として配置している空気浮揚艇(ホバークラフト)で海上狙撃旅団を侵入させ、韓国側の海軍と海兵隊が運用可能なすべての戦力で北朝鮮軍の攻撃を防御し撃退させる形式で進行される。
人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面北朝鮮軍の空気浮揚艇は長さが21m。最大速力である40〜52ktsである「攻防2号(35t級)」と長さが18mで最大速力52ktsである「攻防3号(20t級)」がある。
軍関係者は「今回のウォーゲームを通じて、海軍と海兵隊の合同性を強化し、指揮官や参謀の対応手続きに熟達する。何よりも北朝鮮軍の西北諸島の奇襲占領を防御し、撃退する演習ということに意味がある」と説明した。