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イ・ジェジョン統一部長官が18日、首脳会談の南側代表団によるアリラン公演の観覧に関して、”アリラン公演に関する観覧の要請が来れば、我々としては検討する予定”と語った。盧武鉉大統領を含めた韓国側代表団が、北朝鮮のアリラン公演を見てはならない5つの理由を、2回に分けて提示した。

4. 一般の住民に強要される犠牲

10万人近くが参加するアリラン公演のために、幼稚園児や小学生、中学生、大学生が昼も夜も、夏も冬も訓練ばかりする。社会企業所(職場)に通う青年や家庭の主婦も、炎天下や吹雪の中で、動作の完成のために汗を流さなければならない。

アリランの参加者を対象に、臨時の組職が作られる。軍隊の組職を真似て中隊、大隊、連隊の順に単位を決めて、政治分野と行政分野の組職も作る。毎週、公演の準備をしっかり遂行したかなどを点検する生活総和も行われる。毎月、政治講演も開かれて、アリラン公演に真面目に臨むことを督励する。生活総和では、アリラン公演に不真面目に臨んだり、参加しなかった人たちが、厳しく批判される。

自分の番が来れば、後方事業もしなければならない。後方事業はアリラン公演に参加する10万人に、おやつなどの必要物資を調逹する事業をいう。小隊や中隊ごとに、所属単位の人に渡すおやつとして、ツイストや餠、パンなどを準備することだが、一人が普通、30人分を用意しなければならないため、経済的負担が大きい。

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夏には後方事業として、氷菓子(アイス)を買って運ばなければならない時が多く、公演に必要な化粧品を用意するのも、参加者を圧迫して苦しめる後方事業だ。行事の衣装を真似た訓練服も、参加者が自分で買って着なければならず、靴も自分のお金で買わなければならない。

また、アリラン公演の観覧に、数百万の北朝鮮の住民が動員され、生産活動が不振だったと伝えられた。平壌市民だけではなく、周辺地域の住民が交代でアリラン公演を観覧する。そのため、北朝鮮の住民が仕事をしている企業所や工場の生産活動に、どうしても影響が出てしまう。

2002年のアリラン公演の無謀な推進が、産業部門の生産活動に影響を及ぼして、多くの工場や企業所が正常に運営できなかったという。当時、統一部の資料によると、北朝鮮の生産計画を達成した工場や企業所はあわせて63ヶ所あったが、2001年の同じ期間と比べて36%減少していた。

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5. 住民が強制動員される体制宣伝劇

アリラン公演の観覧券は2005年当時、2等席が500ウォン、3等席が300ウォンだった。1等席は党の幹部や国家の高位幹部、外国から来た人が座る席だ。地方の人々には2等席が与えられ、平壌市民は普通、3等席だけが与えられる。3等席は背景台のすぐ横の奥まったところで、背景台に登場するカードセクションがよく見えない。絵本を持っている子供たちの頭だけが見えるという。

平壌市民には、座席数を満たさなければならない義務が与えられる。平壌市の党委員会から義務的に切符が届く。所属する大学や職場、人民班で観覧券をもらったら、女性はチマチョゴリ、男性は明るいシャツと洋服を着て、5月1日競技場に行かなければならない。

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普段、公演の入場は6時からだが、公演が終わる時間は10時~11時だ。公演が終われば、バスや路面電車がないので、家に到着すると夜中の2時~3時になる。

平壌の住民は2000年から始まって、2005年まで数初?ノわたって、それも横側だけが見られるアリラン公演の観覧に、強制動員されている。参加しなければ所属先で懲戒処分を受ける。