人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面

北朝鮮当局が延坪島砲撃挑発を金正恩の指導力の宣伝に積極的に活用していることが伝えられた。特に韓国側の対応に対して「我々(北朝鮮)の言葉だけで動く」と教養し、南北関係の主導権を自らが握っていることを住民たちに積極的に宣伝していることが明らかになった。

咸鏡北道(ハムギョンブクト)の清津市の消息筋は28日、「11月の末、清津市の工場・企業所・初級党委員会『年間決算総会』に会議指導のために訪れた道の党幹部が『米国をはじめとする帝国主義勢力に対して将軍様(金正日氏)が思うがままにする」と伝えた。

消息筋によればこの幹部は「皆さん(初級党の党員達)は未来に対して心配しなくてもよい。南朝鮮は我々の言葉だけで動くから事実上、将軍様が南朝鮮を動かしている」と強調した。北朝鮮の挑発や脅迫に韓国が敏感に反応するのを指しての発言と解釈される。

彼はつづいて「強盛大国へと行く道に統一は必ず近づく。もはや、お二人(金正日、金正恩)の指導がある限り、我々は必ず勝利する。今回(延坪島砲撃)のことをご覧のように、一発で敵達をたたき壊した」と宣伝した。

延坪島砲撃挑発以後、北朝鮮は対内外メディアを通じて「延坪島砲撃は南側の挑発にともなう自衛力の行使」と主張してきた。しかし、北朝鮮国内の住民たちには「南朝鮮が、こちらが良く言うと、こちらの言うことを聞かないので厳しく対応した」と宣伝し、事実上、今回の挑発が意図的だったことを浮?オているというのが消息筋の伝言だ。

人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面

消息筋によると、この幹部はまた「南朝鮮の宣伝を信じずに党(労働党)だけを信じて従わなければならない。難しいこの瞬間に党を離反した者達(脱北者)は必ず『統一』後に捕まえる」と話した。外部情報流入にともなう内部の動揺を遮断して結束を固めているようだ。

それと共に彼は「翌年も将軍様と金正恩同志を、しっかりと擁護し、党組織生活もちゃんと送り、特に党組織の機能と役割を強化しながら、初級幹部(中堅幹部)達が人民生活に多くの関心を向けなければならない」と強調した。

幹部のこのような発言に党員達は「どっちにしろ、戦争になれば我々が勝つから、もう少し我慢しよう」「でも、中国や韓国に行った人々(脱北者)は皆成功した。あんな言葉は、聞き飽きて信じたくない」など、複雑な反応を見せたと消息筋は伝えた。