北朝鮮国営の朝鮮中央通信は1日、金正恩党委員長が平安南道(ピョンアンナムド)で造成中の温泉観光地区の建設現場を視察したと伝えた。視察の日時は明らかにされない。金正恩氏の同地区の視察が公開されるのは、8月に続いて今年2回目。

金正恩氏は現場で、建設プロジェクトの技術課題書の作成を内閣傘下の各省・中央機関が分担する方針となっていることに不満を表明。「それでは党の意図に合うように温泉観光地区を世界的水準で開発することができない」として、党中央委員会と国務委員会が直接担当するよう指示した。

金正恩氏はさらに、「温泉観光地区の建設を人民と約束した通りに、来年の10月10日まで最上級に立派に完工すべきだ」と述べ、「今年の年末まで建物の基礎工事を終え、電力および逓信保障対策、上水保障と汚水処理対策、鉄道路線と道路網の改修・拡張計画、園林・緑化計画を立派に立て、先行工事を推進すべきだ」と指示したという。

視察には崔龍海(チェ・リョンヘ)朝鮮労働党副委員長、党中央委員会の趙甬元(チョ・ヨンウォン)、パク・チャンホ、金勇帥(キム・ヨンス)の各副部長、党平安南道陽徳(ヤンドク)郡委員会のカン・イルギョン委員長、国務委員会の活動家であるキム・チャンソン、馬園春の両氏が同行した。

同通信の報道全文は次のとおり。

金正恩党委員長が平安南道陽徳郡の温泉観光地区の建設現場を現地指導

【平壌11月1日発朝鮮中央通信】朝鮮労働党委員長で朝鮮国務委員会委員長、朝鮮人民軍最高司令官であるわが党と国家、軍隊の最高指導者金正恩同志が、平安南道陽徳郡の温泉観光地区の建設現場を現地で指導した。

敬愛する最高指導者同志は、温泉観光地区建設総計画図の前でさまざまな配置方案を調べて、建設総計画の修正方向に対する具体的な教えを与えた。

この一帯は交通条件が有利で周辺の景色が美しく、温泉の湧出量がたいへん多くて温度も高いだけでなく、主要成分が単純シリカ、硫黄、フッ素-微アルカリ性でさまざまな疾病の治療に効果がよいので立派な温泉療養および観光地区をつくられる打って付けの所だと述べ、設計を朝鮮式に特色あるものにし、サービス活動をよくすれば人民の健康増進はもちろん、文化的な生活を享受することのできるもう一つの世界的水準の文化的生活拠点が築かれるだろうと語った。

温泉観光地区開発のための先行工程である設計を速く完成すべきだと述べ、世界でよいという全てのものを参考して建築美学的にも、便利性においても最高の水準を保障することについて強調した。

温泉観光地区が療養所区画と観光休養所区画に分けて建設されることに合わせて、世界各国の温泉サービス施設の資料を深く研究したことに基づいて技術課題書の作成からよくすべきであると述べた。

先日、国務委員会設計局が提出した温泉観光地区建設のための提議書には、温泉観光地区対象の技術課題書の作成を保健省、労働省、国家観光総局、人民奉仕総局をはじめ、内閣傘下の省・中央機関に分担する方法ですると反映したが、そのようにすれば党の意図に合うように温泉観光地区を世界的水準に開発することができないと述べた。

この事業は党が直接構想し、人民の文化的な生活享受と健康増進のために発起した重要建設であるだけに、党中央委員会の当該部署と国務委員会が全的に受け持って政府病院と緊密に協同して技術課題書を作成し、国務委員会設計局が基本になって設計をし、必要な設計機関の能力ある力量も引き入れて強力な設計集団が取り掛かってすべきだと述べ、長時間にわたって設計の作成において提起される問題に対する貴重な教えを与えた。

敬愛する最高指導者同志は、温泉観光地区の建設を人民と約束した通りに、来年の10月10日まで最上級に立派に完工すべきだと述べ、今年の年末まで建物の基礎工事を終え、電力および逓信保障対策、上水保障と汚水処理対策、鉄道路線と道路網の改修・拡張計画、園林・緑化計画を立派に立て、先行工事を推進すべきだという具体的な課題を提示した。

党が陽徳郡の温泉観光地区の建設と鏡城郡の温堡温泉休養所の改修事業をとらえて推し進めているが、これらの対象をモデルにして各道で軍隊と人民が力を合わせて自分の地域にある温泉に休養地を文化的に築く事業を行うようにすべきだと述べた。

今、われわれが人民の文化的生活のための少なくない重要建設を行っているが、現在、条件が特別によく、余裕があり、豊かであるからではなく、この世で最もよいわが人民を一日も早く社会主義文明の最高峰に立たせようとする党の確固たる決心と強烈な意志によって万難を排してうち建てる一つ一つの創造物だと述べ、人民軍はわが国で初めてとなる温泉観光地区の建設をまるごと任せた党の信頼を心に深く刻み付けて人民の立派な息子と娘らしく、人民の幸せの創造者らしく世界に誇るに足るもう一つの人民の所有物を立派にうち建てなければならないと語った。

朝鮮労働党中央委員会政治局常務委員会委員で朝鮮国務委員会副委員長である崔龍海党副委員長、朝鮮労働党中央委員会の趙甬元、パク・チャンホ、金勇帥の各副部長、朝鮮労働党平安南道陽徳郡委員会のカン・イルギョン委員長、国務委員会の活動家であるキム・チャンソン、馬園春の両氏が同行した。---

    関連記事