国防部は、30日に発刊される「2010年国防白書」で「北朝鮮政権と北朝鮮軍は我々の敵」という表現を使用したと27日、明らかにした。

国防部の高位関係者はこの日のブリーフィングで「北朝鮮に強力な警告メッセージを伝達してわが軍の確固たる対敵観を表明するために国防白書に北朝鮮政権と北朝鮮軍が私たちの敵であることを明確にした」と話した。

すなわち「2000国防白書」以後は「主敵」表記を使用せず、「直接的で深刻な脅威」を使用してきたが、今年の国防白書には「主敵」と類似の「北朝鮮政権と北朝鮮軍は我々の敵」で表現したことになる。

これと関連して、2010国防白書は「北朝鮮は大規模な在来式軍事力と「核」「ミサイル」などの大量殺傷武器の開発と増強、天安艦攻撃、延坪島砲撃のような持続的な武力挑発等を通じて、我々の安保に深刻な脅威を加えている。このような脅威が持続する限り、それを実行した主体である北朝鮮政権と北朝鮮軍は我々の敵だ」と表記した。

国防部関係者は「主敵表記による論議の余地を最小化する一方、国防白書が対内外的に公開される政府の公式文書という点を考慮した。現在の状況では、我が軍は北朝鮮軍と北朝鮮政権を敵と表現せざるをえない」と強調した。

彼は「武力挑発の主体である北朝鮮軍と、その背後の北朝鮮政権を敵で表現したが、北朝鮮住民とは差別化した。将兵精神教育と類似の表現で、我が軍の確固たる対敵観を現わした」と付け加えた。

主敵概念は、過去には1994年の第8次実務南北協議で北朝鮮側の朴英洙(パク・ヨンス)代表の「ソウル火の海」発言が出たことから1995年国防白書で初めて明記し、2000年まで維持された。

しかし2000年の南北首脳会談を契機に主敵表現が政治、社会的な争点となり、参与政府時期である2004年の国防白書以後は「直接的軍事脅威」「現存する北朝鮮の軍事的威嚇」などで代替された。

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