韓国と北朝鮮は20日までに、軍事境界線がある板門店の共同警備区域(JSA)での地雷撤去作業をそれぞれ完了する見通しだという。聯合ニュースが、韓国政府筋の話として伝えた。
(参考記事:銃撃された北朝鮮の亡命兵士、驚異的な回復…現場は平和地帯に)聯合によれば、北朝鮮側は5発程度を発見し、爆破処理したとされる。韓国側では地雷が見つからなかった。
南北が9月に北朝鮮・平壌で首脳会談を開いた際に交わした「板門店宣言の履行に向けた軍事分野合意書」によれば、双方はJSAを非武装化するため、地雷撤去に続き監視所(GP)と兵力、火器を撤収する。
非武装化が完了すれば、JSAを訪れる南北の民間人や外国人観光客は午前9時から午後5時まで、南北の両エリアを自由に行き来できるようになる。