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最近、北朝鮮国内の一部の高位層と華僑たちが、平壌や大都市で、衛星アンテナを利用して韓国のテレビ番組やドラマを視聴していることが分かった。

これまでは、中国から密輸入した高性買Aンテナで、韓国の地上派を受信、休戦ラインに接した開城と平壌等で日本製のテレビを使って、韓国の放送プログラムを密かに視聴してきたという。

アンテナはVHF(超短波)受信用で、テレビの受信機に使われる、魚の骨形のアンテナだ。これは韓国の地上派の受信用で、外部に露出する危険が大きく、夜だけ使うという不便さがあった。

だが、最近では一部の高位層たちが、当局に隠れて衛星アンテナまで利用して、韓国のテレビやドラマを視聴していると伝えられた。

先月、平壌に行ってきた中国の貿易業者、ソン・ミョンハク(仮名)氏は、“普段、世話になっていた北朝鮮の元外交官から、SBSドラマの‘完璧な隣人に会う方法’をCDで取り寄せてほしいと頼まれて驚いた”と述べ、“現在、衛星で視聴しているが、途中で見られなかった部分を見たいと言っていた”と語った。

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ャ梼≠ヘ“この人は、家のベランダに衛星アンテナを密かに設置して、家族と一緒に韓国のテレビを視聴していた”と述べ、“韓国のテレビを見る文化が広まったので、金正日が直接禁止令を下して、みんながびくびくしている雰囲気もある”と言った。

また、“韓国のテレビを見て摘発されれば、全家族が災いを被る可能性がある”と述べ、“海外で勤務した外交官出身だから、韓国のテレビと外部の消息の誘惑に堪えられなかったようだ。人の心はすべてそうではないか”と問い返した。

ャ梼≠ヘ“衛星アンテナは大部分が中国から北朝鮮に搬入される”と述べ、“最近、中国から来る衛星アンテナは、大きさもとても小さくて、また中国ですべて手入れをして、朝鮮ではテレビと連結しさえすれば見られる”と説明した。

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現在、中国の丹東で円盤型の一般衛星アンテナと、衛星放送のスカイライフを委託販売している韓国人、カン・ミョンギル(仮名)氏は、この日の通話で、”一般の衛星アンテナ(アンテナと受信機)は、設置費を含んで6百人民元(約8万ウォン)で取り引きされている”と言い、”ムグンファ2号衛星のサービスを受けており、北朝鮮でも受信が可能だ”と語った。

カン氏は”北朝鮮でも高層アパートで、ベランダが少し広くて、南側方向に設置しさえすれば、韓国のテレビを受信するのに、技術的な問題はない”と言い、”KBS1、KBS2、SBS、MBC、EBS教育放送、中国のHAO TVなど、7~8のチャンネルを視聴することができる”と語った。

新義州出身の華僑、チン・ヒミョン(仮名)氏も、住んでいるアパートに衛星放送を設置した。チン氏は、華僑は取り締まりにあっても、北朝鮮政府が厳しく処罰しないと語った。

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また、“韓国のドラマが好きな家内にせがまれて、危険を承知で衛星アンテナを設置した”と述べ、“今、衛星アンテナは随分小さくて、家宅捜索だけなければ、ばれる恐れはない”と付け加えた。

北朝鮮では韓国のテレビを長期間視聴して、摘発された場合、教化所(北朝鮮の刑務所)刑など、厳しく処罰される可能性がある。しかし、外部の世界の文化が拡散した以上、北朝鮮政府がこれを根絶するのは困難だという分析が多い。