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北朝鮮と韓国、在韓国連軍司令部は16日、南北軍事境界線がある板門店(パンムンジョム)で3者協議体の初会合を開催。板門店の共同警備区域(JSA)の非武装化のため必要な措置について話し合った。韓国国防省が明らかにした。

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9月の南北首脳会談に際して調印された軍事分野合意書では、JSAからの地雷撤去や見張り所の撤収、相互による非武装化検証までの期間を約1カ月としており、早ければ今月中にもこうした措置が完了する見込み。

3者協議体はこの日の会合で、JSAの非武装化が完了した後は、同地を訪問する南北の観光客や外国人がJSA内の南北双方のエリアを自由に往来することができるように合意した。

現在、JSAに配置された南北の警備兵は拳銃で武装。監視所(GP)などには自動小銃なども配備されていると見られる。昨年11月13日に北朝鮮兵士1人がJSA内の軍事境界線を駆け抜けて韓国に亡命した際には、北側の追撃兵らが拳銃と自動小銃で銃撃した。また、南北の将兵は相互の会話が禁止されており、韓国側の警備兵は視線を隠すため、黒いサングラスを着用している。

非武装化の完了後は、警備兵は原則として銃器を携帯せず、現在ある北側の5カ所と韓国側の4カ所のGPも撤収される。ただ、JSAを訪問する民間人などによる越境を防ぐため、JSAの北側に韓国のGPが、韓国側に北朝鮮のGPが設置される。

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非武装化が終われば、観光客などは午前9時から午後5時までJSA内を自由に往来できるようになる。