北朝鮮と韓国は5日、2007年の南北首脳宣言(10・4宣言)11周年を記念する共同行事「10・4宣言発表11周年記念民族統一大会」を平壌で開催した。朝鮮中央通信が伝えた。

金正日総書記と韓国の廬武鉉大統領(当時)が発表した同宣言には、朝鮮戦争の終戦宣言や平和協定を目指すことが盛り込まれている。同宣言を記念する行事を南北が共同で開くのは初めて。

北朝鮮側は金永南(キム・ヨンナム)最高人民会議常任委員長や李善権(リ・ソングォン)祖国平和統一委員会委員長らが参加。韓国からは趙明均(チョ・ミョンギュン)統一部長官や盧武鉉財団理事長でもある李海瓚(イ・ヘチャン)共に民主党代表らが参加した。

大会では今年の南北首脳会談で発表された「板門店(パンムンジョム)宣言」と「9月平壌共同宣言」の履行の徹底を訴える共同アピールが採択された。共同アピールでは「わが民族の運命はわれわれ自らが決定する」「この地で戦争の危険を完全に終息させ、われわれの領土を核兵器と核脅威のない平和の地盤に作ってく」などとうたわれている。

同通信の一連の報道全文は次のとおり。

10・4宣言発表11周年記念民族統一大会

【平壌10月6日発朝鮮中央通信】10・4宣言発表11周年記念民族統一大会が5日、平壌で行われた。

大会には、朝鮮労働党中央委員会政治局常務委員会委員である朝鮮最高人民会議常任委員会の金永南委員長と民族和解協議会会長である最高人民会議常任委員会の金永大副委員長、祖国平和統一委員会の李善権委員長、6・15共同宣言実践北側委員会委員長である祖国統一民主主義戦線中央委員会の朴明哲議長兼書記局長、朝鮮最高人民会議の安東春副議長、関係者、各階層の人々が参加した。

趙明均統一部長官、共に民主党代表である盧武鉉財団の李海瓚理事長、6・15共同宣言実践南側委員会の李昌馥常任代表議長、元恵栄国会議員、呉巨敦釜山市長、日本軍性奴隷問題解決のための正義記憶連帯の池銀姫前理事長を共同代表とする南側代表団と、6・15共同宣言実践海外側委員会のソン・ヒョングン委員長、6・15共同宣言実践海外側委員会のリ・ドンジェ副委員長、在中朝鮮人総連合会の車相宝副議長、6・15共同宣言実践海外側委員会カナダ地域委員会のチョン・ハクピル委員長、6・15共同宣言実践海外側委員会欧州地域委員会のソン・ギョンソク常任代表をはじめとする海外側代表団、海外同胞がこれに参加した。

金永南委員長は大会で行った祝賀演説で、大会に参加した南側代表と海外同胞代表を熱烈に歓迎した。

今から11年前、金正日国防委員長と盧武鉉大統領が歴史的な平壌首脳の対面と会談で10・4宣言を採択して民族自主と大団結偉業実現の明るい展望を開いたことに言及した。

金委員長は、今年、北南の両首脳が3回の首脳の対面と会談を行ってわが同胞に平和・繁栄の新たな里程標である歴史的な板門店宣言と「9月平壌共同宣言」を与えたと述べ、全同胞が歴史的な北南宣言を履行するための闘いに総決起、総邁進すべきだと強調した。

北と南、海外の代表たちの演説があった。

李善権委員長と朴明哲議長兼書記局長は、北南両首脳の熱い民族愛と確固たる統一意志によって北南関係が画期的に発展していると述べ、北と南の当局と全同胞が開拓者になり、機関車になって平和と繁栄の軌道に沿って力強く前進していくことについて強調した。

趙明均長官と李海瓚理事長は、「9月平壌共同宣言」の歴史的合意を実践する初の民族共同行事が平壌で開催されたことを嬉しく思うと述べ、板門店宣言と平壌共同宣言によって南北関係は新しくて高い段階に発展していくとの確信を表明した。

ソン・ヒョングン委員長は、全同胞が北南関係を改善し、平和と繁栄、統一を成し遂げるための第一歩を踏み出したことに触れ、海外で歴史的な北南宣言の実践を積極的に促す各階層同胞たちの運動を多様な形式と方法で力強く繰り広げていく意志を披瀝した。

大会では、共同アピールが発表された。---

10・4宣言発表11周年記念民族統一大会共同アピール、平和と繁栄、統一の新しい歴史を記していこうと強調

【平壌10月6日発朝鮮中央通信】10・4宣言発表11周年記念民族統一大会共同アピールが5日、発表された。

アピールは、北南両首脳が歴史的な6・15共同宣言の実践方案である北南関係の発展と平和・繁栄のための10・4宣言を採択した時から11年の歳月が流れたを明らかにした。

板門店(パンムンジョム)宣言と「9月平壌共同宣言」は6・15共同宣言と10・4宣言の輝かしい継承であり、全同胞の統一志向と新たな時代の要請に即して画期的な北南関係の発展と平和統一の未来を早めていくための民族共同の新しい統一里程標であると強調した。

アピールは、歴史的な板門店宣言と「9月平壌共同宣言」を徹底的に履行して北南関係の画期的な発展と平和・繁栄に向かう同胞の前進をより加速化していこうとする確固たる実践意志を込めて全同胞に次のようにアピールした。

1.わが民族の運命はわれわれ自らが決定する新しい平和と繁栄の時代を引き続き前進させ、新しい歴史を開いていこう!

国の平和と繁栄、統一を実現していくうえで提起される全ての問題を民族優先、民族重視、民族尊重の観点と立場で見て対しよう!

2.この地で戦争の危険を完全に終息させ、われわれの領土を核兵器と核脅威のない平和の地盤に作っていこう!

板門店宣言と「9月平壌共同宣言」実践のための軍事分野合意書を徹底的に順守し、履行して三千里の領土を恒久的な平和地帯に作ろう!

3.北南間に多面的な協力と交流、接触と往来を活性化して民族の共同繁栄を成し遂げよう!

民族の分裂によって発生した人道的問題を早急に解決して、離散家族・親せきの恨みを晴らしてやろう!

北と南に共に意義のある日に、北南当局と内外の各政党、団体、各階層の人士が参加する民族共同行事を開催して、同胞の高い統一意志を全世界に誇示しよう!

わが同胞の抗日闘争史において輝かしい位置を占める全民族的愛国闘争である3・1人民蜂起100周年を北と南が共同で記念して、わが民族の不屈の気概を再びとどろかそう!

国際的なスポーツ競技と文化芸術祝祭に、北と南が共に進出して民族の英知と才能、団結した姿を全世界に見せよう!

4.全同胞が志と力を合わせて板門店宣言と「9月平壌共同宣言」を徹底的に守って履行していこう!

わが民族の未来は板門店宣言と「9月平壌共同宣言」の徹底的な履行にあるということを銘記し、北に住もうと南に住もうと海外に住もうと誰もが志と心を合わせて北南宣言の履行に特色あるように寄与しよう!

アピールは、こぞって、歴史的な板門店宣言と「9月平壌共同宣言」を徹底的に履行して世界がこれ見よがしに平和と繁栄、統一の新しい歴史を記していこうと強調した。 ---

金永南委員長が南側と海外側の主要メンバーと談話

【平壌10月6日発朝鮮中央通信】朝鮮労働党中央委員会政治局常務委員会委員である最高人民会議常任委員会の金永南委員長が5日、平壌の人民文化宮殿で10・4宣言発表11周年記念民族統一大会に参加するために平壌を訪問した南側と海外側の代表団の主要メンバーに会って同胞愛の雰囲気の中で談話した。

これには、趙明均統一部長官、共に民主党代表である盧武鉉財団の李海瓚理事長、6・15共同宣言実践南側委員会の李昌馥常任代表議長、元恵栄国会議員、呉巨敦釜山市長、日本軍性奴隷問題解決のための正義記憶連帯の池銀姫前理事長と、6・15共同宣言実践海外側委員会のソン・ヒョングン委員長、6・15共同宣言実践海外側委員会のリ・ドンジェ副委員長、在中朝鮮人総連合会の車相宝副議長、6・15共同宣言実践海外側委員会カナダ地域委員会のチョン・ハクピル委員長、6・15共同宣言実践海外側委員会欧州地域委員会のソン・ギョンソク常任代表などが参加した。---

南側代表団が平壌着

【平壌10月5日発朝鮮中央通信】歴史的な「9月平壌共同宣言」実践のための初の措置として行われる10・4宣言発表11周年記念民族統一大会に参加する南側代表団が4日、平壌入りした。

代表団は、趙明均統一部長官、共に民主党代表である盧武鉉財団の李海瓚理事長、6・15共同宣言実践南側委員会の李昌馥常任代表議長、元恵栄国会議員、呉巨敦釜山市長、日本軍性奴隷問題解決のための正義記憶連帯の池銀姫前理事長を共同代表としている。

同日、平壌大劇場では民族統一大会に参加するために平壌を訪れた南側と海外側の代表団を歓迎する平壌市芸能人の公演が行われた。

公演が終わった後、祖国平和統一委員会は南側と海外側の代表団のために平壌の人民文化宮殿で歓迎宴を催した。---

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