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韓国政府は、2020年の東京五輪に、予選から北朝鮮との合同チームで参加する方針だ。青瓦台(大統領府)が9月30日までに明らかにした。また、2032年夏季五輪の南北共同招致のため、国際オリンピック委員会(IOC)に正式案件として提出する。

この夏、ジャカルタで開催されたアジア大会で、韓国は177個、北朝鮮は37個のメダルを獲得。また、両国とは別に集計された合同チームは金1、銀1、銅2の計4個を獲得しており、これらの合計(218個)は日本の獲得数(205個)を上回った。ただし、金メダルの数では韓国・北朝鮮・南北合同の計62個に対し、日本が75個で上回っている。

韓国と北朝鮮は同19日の首脳会談(平壌)で、東京五輪への南北合同チームでの参加で合意した。これに対し、東京五輪組織委員会の武藤敏郎事務総長は27日、「どういう形でチームをつくるのかというのはそれぞれの参加国の判断。IOC(国際オリンピック委員会)がどう判断するかに懸かっている」などと述べた。

IOCのバッハ会長は11月に訪日し、こうした問題について安倍晋三首相と話し合う考えを示している。一方、競技別でも国際柔道連盟(IJF)のビゼール会長が東京五輪での南北合同チーム出場を後押しする考えを示している。