人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面

北朝鮮の祖国統一平和委員会(祖平統)が運営するウェブサービス「我が民族同士(ウリミンジョクキリ)は 9日、韓国国内で最近おこっている「主敵」 概念の復活に言及し「同族憎悪の思想と反共和国対決を鼓吹するためのものだ」と非難した。

この日、「我が民族同士」は「破滅を呼ぶ主敵論復活策動」という題名の記事の中で、12月3日人事聴聞会での「北朝鮮の指導部は明確な主敵」という金寛鎮(キム・グァンジン)新任国防部長官の発言と、翌日「国防白書に『北朝鮮=主敵』を明示する方策を検討する」と明らかにしたことを取り上げながら指摘した。

北メディアは金国防長官を「傀儡国防長官」と呼び「朝鮮半島情勢が今日のような尖鋭な状態に至るようになったのは、全面的に米国と南朝鮮傀儡好戦分子の無分別な北侵戦争演習のためだ。それは、内外の世論と南朝鮮の民心の一致した見方だ」という主張を展開した。

また「南朝鮮当局が継続して主敵論を騒ぐのは、なんとかして悪化した情勢の責任を我々に押し付けて、南朝鮮人民の中で我が共和国に対する敵対感を鼓吹させることであり、今の統治の危機を収拾しようとするところにある」と強弁した。