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北朝鮮北部の両江道(リャンガンド)で、金日成主席、金正日総書記を称えるスローガンが刻まれた「スローガンの木」十数本が放火で焼失する事件が起きた。

韓国の脱北者団体、NK知識人連帯の北朝鮮内部の情報筋によると、焼失したのは、両江道の金正淑(キムジョンスク)郡にある新坡(シンパ)革命史跡館の周辺に植えられていたスローガンの木だ。

木には、金日成氏とその妻の金正淑氏、息子の金正日氏を称える「三代将軍万々歳」、「白頭光明星万万歳」などのスローガンが刻まれていたが、周囲の建物数棟と共に焼失した。

情報筋によると、9月にもこの地域でスローガンの木が放火される事件が起き大騒ぎとなっていたが、今回再び起きたことで、当局は外部勢力と結託した不純分子の仕業と見て捜査を行っている。スローガンの木を傷つけるのは、首領の権威を傷つけること同様の行為で、非常に深刻な政治的事件だ。

この地域には金正淑氏の銅像、革命史跡館、スローガンの木などがあり、革命の歴史を学ぶための「抗日革命戦跡地」となっている。木は輸入品の特殊ガラスや保護ケースで覆って保存している。

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情報筋によると、事件の報告を受けた金正日氏は激怒し、郡に対する徹底した調査を指示した。それに基づき、郡の朝鮮労働党責任書記、革命戦跡地管理総局長、保衛部(秘密警察)、保安署(警察署)の幹部らが逮捕された。