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ウィキリークスが発表した「高位脱北者の亡命」から、北朝鮮の両江道のソ・ギョンシク青年同盟の責任者(第1書記)が昨年6月に脱北し、韓国に亡命したのが確認されたと朝鮮日報が3日、報道した。

同紙はまた、北朝鮮の東アジア地域の公館長級の外交官と外貨稼ぎ機関の元社長などの要人もソウル入したと伝えた。

また対北消息筋を引用し「ソ・ギョンシクは昨年に金正恩が後継者に内定した後、30〜40代の人物が中央・地方の要職を占める中で注目されていた人物の1人」と伝え、青年同盟は北朝鮮で全国的な規模の社会団体で、青年同盟幹部が労働党の核心部署に抜擢されるケースが多いと付け加えた。

消息筋は亡命の理由について「ソ氏は、外部世界に関心が高く韓国のドラマなどが好きだったが、この様な指向のために問題が生じ脱北したという」と伝えた。

統一部が毎年発刊している「北朝鮮の機関・団体の人名集」では、2009年に両江道青年同盟第1書記と記録されていたが、2010年に第1書記は空席となっていた。

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同紙の他の消息筋は「東アジア地域の高位級外交官が昨年末に亡命し、電気関連物資を購入する為に海外に出てきた外貨稼ぎ機関の社長も韓国に亡命した」と話した。

ウィキリークスが公開した米国外交書類では、今年1月に当時のユ・ミョンファン外交部長官が訪韓中だった米国務部のロバート・キング対北朝鮮人権特使に「海外勤務中の多数の北朝鮮の高官が最近、韓国に亡命した。北朝鮮の混乱した状況が深刻化している」と発言したという。

これに先立ってデイリーNKは、昨年5月に青年同盟の内部検閲で賄賂の授受と横領の疑いで調査を受けた両江道の青年同盟の第1書記が行方を隠し、北朝鮮当局が非常事態に陥ったと事実を報道している。

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この人物は、両江道の青年同盟が主導している両江道の白岩郡の「先軍青年発電所」の建設現場に送金する資金と物資の横領だけでなく、道の青年らが外貨稼ぎ事業で稼いだ「忠誠資金」まで横領した事がわかった。