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今年の新年共同社説で、‘教育革命’を強調した北朝鮮が、詰めこみ主義教育など、過去の教育システムを敢然と捨てる、破格の教育改革を推進していることが分かった。

今、北朝鮮が推進している教育革命は、外国語とコンピューター教育の一般化及び初期教育、暗記よりも創意力重視の教育、実用教育(秀才養成)の強化、教師や教授の絶え間ない再教育など、大きく4種類に要約されると聯合ニュースが9日伝えた。

報道によれば、北朝鮮はこうした教育革命を裏付けるために、既に2005年に教育後援基金を設立して、平壌市内の70以上の小、中学校をリモデリングするなど、教育分野に対する関心と投資を高めたという。

注目されることは、過去のような詰め込みや暗記式教育ではなく、“一つを学んで盾?蛯閨A百として使うことができる人才”を育成するのに力を傾けているということだ。

代表的な事例が、客観式試験問題の出題だ。北朝鮮は去年の大学入学試験に、初めて韓国のような客観式問題を出して、推理力と判断力、総合分析能力などを評価することに焦点を合わせたと伝えられた。これまでは100%暗記方式を利用した、主観式試験問題だった。

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また、情報技術(IT)時代に応じたコンピューター教育の重要性を強調して、コンピューター秀才(英才)クラスの学生たちには、専攻科目や革命の歴史(金日成、金正日の活動)、数学や外国語などだけを教えて、物理や化学、生物などの‘不必要な’科目を無くす特別措置も取った。

しかし、北朝鮮のこうした教育改革が、どれだけ大きな成果を出すかは未知数だ。特に、秀才養成や教師と教授の絶え間ない再教育は、北朝鮮が既に行ってきた方法だからだ。

1984年に東欧諸国の訪問を終えた金日成は、“天才の科学者1人が1万人の国民を食べさせることができる”と、秀才の養成を指示した。翌年、平壌には全国から集めた秀才だけを別に教育させる‘平壌第1高等中学校’ができ、その後2年経って、北朝鮮の各道に‘第1高等中学校’が設立された。

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北朝鮮では教授と教師も3~5年に一回ずつ、1~3ヶ月間、無条件に再教育を受けさせることになった。このような再教育方法は、部門ごとに少しずつ違いはあるが、北朝鮮の党や行政幹部、医師と保安員(警察)、軍官(将校)も例外ではなかった。

だが、こうした制度も後進的な教育内容とシステムのため、大きな成果はなかった。

一方、北朝鮮は来年4月から小学校(4年制)3年生過程で、外国語とコンピューター教育を実施することにする、破格の措置を取った。これは高等中学校(6年制)1年生と6年生から、それぞれ初めて外国語とコンピューターを学んでいた過去と比べて、2年も繰り上げられることになる。

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北朝鮮のこうした措置には、外国語の能力なしには外国の先進科学技術の導入を通じた科学技術の発展と、02年の7.1経済管理改善措置による経済の発展を実現することができないという、北朝鮮政府の切迫感が現れていると分析される。

結局、北朝鮮が行っている教育改革は、疲弊した経済を再生させ、発展をはかる北朝鮮政府の意志と姿勢にかかっているだろう。