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北朝鮮が延坪島攻撃を前後とし、軍内部で後継者金正恩に対する忠誠競争が行われているとラジオ・フリー・アジア(RFA)が25日、報道した。

同放送は北朝鮮の軍事情に精通した消息筋を引用し「最近、北朝鮮の軍部では『青年大将の指導によって祖国を統一しよう』というスローガンが登場した。事あるごとに青年大将金正恩同志の指導を敬い…という決まり文句が出てくる」と伝えた。

「来年の金正恩の誕生日1月8日には忠誠の歌の会、忠誠の決議会などが相次いで開かれる計画であると聞いている。最近青年同盟の職員講習に参加した軍人も、青年同盟職員大会を行う予定と話していた」と付け加えた。

忠誠の歌の会は歌と詩の朗唱などを通じ、金正日一家への忠誠を確かめる集いだ。毎年、金日成・金正日・金正淑の誕生日の2.16、4.15、12.24に開かれている定例行事。

これに対してRFAは、北朝鮮が金正恩に対する忠誠競争運動を軍から先に行う理由は、若者が多い軍から先に掌握し、金正恩後継体制を成功させようとする意図であると解説されると強調した。

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一方、同放送は他の消息筋も引用し「今、軍隊で金正恩の配慮という名目で定期休暇制が施行されている。笑顔で軍服務を行いなさい、軍歌を奨励せよとの金正恩の指示により、中隊規模での活動も活発化している」と伝えた。