ホ氏を懐柔・脅迫して女性従業員12人をレストランから連れ出したのは国情院ではなく、韓国軍の諜報機関である情報司令部だということだ。国情院はホ氏と12人が上海の浦東国際空港から出国し、マレーシアを経て韓国に入国するまでの過程を担当したという。
ホ氏は15日、聯合ニュースとのインタビューで、「国家情報院から従業員を連れてくれば韓国国籍を取得させてやる、東南アジアに国家情報院のアジトとして使える建物をやるから、そこで従業員とレストランを営めばいい」と言われたと証言した。
しかし、情報機関の要員が身分を明らかにして活動することはめったにないことを考えると、ホ氏は「国家情報院の要員だと身分を偽った韓国軍情報司令部の要員」に騙されていた可能性があるということだ。