子供たちを「飢え」に追い込んだ金正恩政権の無能

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ただ、この間になし崩し的な資本主義化が進行したことで、貧富の格差が拡大。いくら働いても、市場で食べ物を買うことのできない層が出現しているのである。

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そのような人々は、国家の無能や失政、国際社会からの制裁の影響をもろに受ける。「苦難の行軍」が終わった後、いったん落ち着いていた食糧事情は、2009年の貨幣改革(デノミネーション)失敗により再び混乱をきたした。

また2012年には、穀倉地帯の黄海南道(ファンへナムド)で数万単位の餓死者が発生した。当局が、金正恩政権の誕生を祝う「どんちゃん騒ぎ」用の食糧を徴発したことで、極度の食糧不足に陥ったためだ。飢えた人々が家族の亡骸に手を伸ばす「人肉事件」の悲劇すら伝えられた。

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現在の児童らの栄養失調にも、北朝鮮の核開発問題が影を落としている。