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北朝鮮の昨日の延坪島挑発に対し、米朝対話の要求や南北関係の不満、NLL無力化など様々な解釈が提起される中で、最近の北朝鮮の政治スケジュールから判断すると、金正恩後継体制の強化と非常に密接な関連があるという分析が有力に提起されている。

このような主張は、北朝鮮が後継体制に注力している中で敢行された延坪島挑発は、金正恩の後継の足固めの一環であるという。軍事挑発は3代世襲の不安要素を克服するための手段で、権力委譲の正当性を確保・強化する為に緻密に準備された行動という指摘だ。

キム・ヨンファン北朝鮮民主化ネットワーク研究委員は24日、デイリーNKとの電話通話で「金正恩が敵を全く恐れず果敢に対応する大胆な指導者ということを軍に誇示するためのもの」と話し、今回の挑発の背景は金正恩後継構築が一番大きいと述べた。

「緊張を高めさせる事で軍幹部に余計な事を考える余地を与えず、軍作戦を指揮する過程で軍幹部らに金正恩と運命共同体であるという意識を作るようにする目的」と話した。 金正恩の軍部の支持と忠誠を表面的なレベルから信念の段階にまで引き上げ、軍事的リーダーシップを強固にしようとする意図であると説明した。

「後継過程で現れる新・旧幹部のあつれき、後継者に対する心の中での不服、若い後継者を信じられない雰囲気などを静める為の手段になる。外部から緊張と危機を作り出し(内部が)団結しなければ、北朝鮮の核心階層が共倒れになるだろうという雰囲気を作り出せば、後継構築に有利な状況を作り出すことができる”と話した。

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とある国策研究所研究委員も「体制取り締まりにおいても緊張局面は便利で、今回の機会に内部を強力に取り締まり体制の弛緩要素を遮断する事が出来る」と話した。

「後継体制成功のためには、核、支援などで体制存続を行わなければならない状況だが、不透明な状況で強硬・宥和政策を交互に使うのもこのような理由」と話し、金正恩体制の生存問題に注目した。

「米韓の対北政策を変化させるのが第一の目標で、体制維持が可能になる状況を作る事で初めて成功といえる。昨年11月の貨幣改革が内部を整理するのが金正恩の最初の措置であるとするならば、党代表者会後から現体制を再び整備しようとしているのであろう」と評価した。

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金正恩が貨幣改革で民心の収拾に失敗したが、9月の党代表者会で党と軍における後継体制を整え、対南挑発を通じて体制整備に出ていると指摘している。