アメリカのジョージ・ブッシュ(写真)大統領が、アジア・太平洋の国々が、北朝鮮の民主化及び住民の自由のために努力することを促して、‘新アジア・太平洋民主主義パートナー関係’の構築を提案した。
ブッシュ大統領は7日(シドニー現地時間)、オーストラリアで開かれたAPECの財界首脳会議の演説に先立ち、ホワイトハウスがあらかじめ配布した演説の原稿でこのように明らかにし、“私たちは北朝鮮の住民が、周辺の民主国家の国民のように自由を享受する日のために、努力しなければならない”と述べた。
APEC首脳会議の参加に先立ち、ブッシュ大統領は、アジア、太平洋地域の国家を代表するメディアとのインタビューで、任期内の北朝鮮の核問題の解決に自信をみせた。金正日総書記に核放棄の決断を促した後に出た発言であり注目される。
ブッシュ大統領は6月初めにドイツで開かれたG-8首脳会談に先立ち、北朝鮮を世界最悪の独裁国家として名指しした。北朝鮮の人権と民主主義問題は、ブッシュ政権において、相変らず主要な関心事であることを再確認したことであると思われる。だがこの日、ブッシュ大統領は演説の原稿で、北朝鮮の核問題については言及しなかった。
更に、ブッシュ大統領は中国に対して、来年のオリンピックの開催をきっかけに、一層の開放と寛容政策を約束することを求めた。
人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面ブッシュ大統領は、“私たちは中国が政治的システムを開放し、国民が更に声を出すことを奨励する”と述べ、“中国が来年のオリンピックをきっかけに、一層の開放と寛容政策を約束することで、全世界に信頼を与える機会として活用することを促す”と語った。
ブッシュ大統領はまた、ミャンマーの民主化勢力に対する弾圧の中止や、アウンサン・スーチー氏を含めた政治犯の釈放など、APECの国々がアジア地域の民主主義と自由の拡散のために努力しなければならないと主張した。
更に、“APEC諸国がこの地域で、自由の伸張を積極的に支持している。全世界の自由国家の歴史的な集まりである、‘民主主義共同体首脳会議’を開催した”と述べ、“地域的機高?`成することで、全世界で最も躍動的なこの地域に、今後自由が広がって行くようにしなければならない”と明らかにした。
人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面また、イラクやアフガニスタンなどでの韓国や日本、オーストラリアなどの国々の、これらの国家の民主化のための活動が紹介され、“現代の召命は、テロ犯たちに隠れ家を提供せずに、彼らと闘いながら、自由で希望がある社会を建設しようと努力している中東の人々を助けること”と付け加えた。